【KAITキャンパス情報】神奈川工科大学 最新研究情報を見てみよう!
本学には140以上もの研究室があり、その研究分野は多彩で、CGやゲーム、エネルギー、バイオテクノロジー、ロボット、栄養など多岐にわたります。先生方はどのような研究に取り組んでいるのでしょうか? 今回は本学公式サイトで紹介されている最新研究情報の中から6つの研究・開発を紹介します。
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高齢者にとって日々の健康管理は重要であり、継続的に体調を管理するためには、簡便で楽しい方法が望まれます。本研究では、高齢者の体調を管理するヘルスケア・モニタリングシステムの開発を進めています。
本研究は、高齢者の体温、脈拍数、血圧、心拍数などのバイタルサインをセンシングし、その情報をネットワークにより、外部の医療機関などの管理者に伝えるヘルスケア・モニタリングシステムの開発を目的としています。具体的には、人がシステムの温度センサや脈拍センサに触れることで、バイタルサインデータを制御用のマイクロプロセッサで取得し、さらに上位のプロセッサでデータを転送するシステムです。
様々な機器とインターネットを利用し、外出前に効果的かつ効率的に忘れごと/物を確認させる研究を行っています。
日常生活において「忘れ事/物」に関する問題は多く発生します。例えば、朝急いでいると、家電を消し忘れて電気代がかかる、定期券を忘れて交通費がかかる、傘を持って行くことを忘れる、などの問題があります。 それらの物忘れを、外出前に効果的かつ効率的に忘れごと/物を確認させる快適生活支援システム「KAI(快)ちゃん」のプロトタイプを開発し、物忘れをさせない研究を行なっています。
■HEMS認証支援センター
皆さんが普段使っている金属の鍵、安全なものでしたが、未来は安全ではなくなる可能性があります。3次元スキャナが小型化・高性能化してきて、数枚の写真があれば、簡単に鍵の形状を3次元に読み取れるようになってきました。4Kや8Kのテレビに鍵が映ってしまえば、その情報から鍵の形が読み取れるようになる可能性もあります。さらに読み取った3次元形状は、高精度な3次元プリンタを使えば数分で複製ができるようになりました。この技術の普及が進むと、今まで安全に使っていた金属の鍵が、安全に利用できない社会が来る可能性があります。
そんな未来の危険に対応する技術を我々は開発しました。それは、紫外線を利用して人間には見えない高精細な鍵表面の細かな傷を読み取り、画像認識技術を利用して、本物かどうかを判別する技術です。
果実廃棄物を原料として化学反応を行い、優れた性質を持つ有機化合物やプラスチックを合成することに取り組んでいます。
地球温暖化は現代社会の解決すべき問題であり、例えば、2015年に地球温暖化に関する国際的な合意もなされました。このように、持続可能な循環型社会の構築を目指して、二酸化炭素を排出抑制・有効利用し、石油に頼らない・環境低負荷な材料を作ることが求められています。中でも、植物などの天然資源を利用すると、その植物由来材料を廃棄・燃焼させても、植物が吸収した二酸化炭素分を自然界に戻すことになります。植物は光合成によって二酸化炭素を吸収して成長するからです。この結果、全体から見た二酸化炭素排出量は少なくなります(炭素循環といいます)。
このように、天然資源を原料としたプラスチックや新材料には、循環型社会構築への時代の要請があります。また、従来の石油由来のプラスチックは分解性に乏しく、環境に残存する懸念が心配されています。特に、太平洋ゴミベルトとよばれる海へのマイクロプラスチックの残存は、海洋汚染として深刻な問題となっています。一方、天然資源を原料としたプラスチックの多くは、分解性を有することが多く(その程度は化学構造に因って変化します)、環境残存の解決への切り札になりえます。
我が国では、慢性腎臓病により約33万人もの患者が週3回、1回5時間の透析治療を受けています。JHAT(Japan Hemodialysis Assistance Team in disaster)は、大規模災害において透析医療を継続するために必要な様々な支援活動を行う医療チームです。
透析治療には、生命を維持管理する透析装置が必要です。透析装置は、医師をはじめ看護師や臨床工学技士がそれぞれの専門的な立場から治療条件が決まり操作されます。治療は、患者一人あたり週3回、1回5時間程度を要します。被災地においては、透析技術を有する貴重な透析医療スタッフが疲弊しないよう支援することが、患者を救うことに直結します。しかし透析装置は、メーカが変われば、その操作は、全く異なったものとなります。
災害看護活動論では、災害発生時の応急処置やトリアージ、避難所の運営体験、病院での多数傷病者受け入れの机上訓練をなど実践的な内容の授業を展開しています。
災害時の看護の基礎知識を2年次に学びます。3年次のこの科目では、その知識を元に実践的な体験を通して災害看護に必要な知識と技術を学びます。
どのような環境が適切か、必要な応急処置は何か、命を脅かす状態ではないか、これまでの学習や病院実習での経験を元に看護の対象となる人々の状態を考えていきます。トリアージでは、治療の優先順位を考えながらタッグをつけていきます。状況設定に合わせた傷病者と救助者の体験をし、実際に判断していく緊張感とともにそれぞれが置かれた状況から心理的な援助についても考えます。
■本学公式サイト最新研究情報では、現在67の研究を紹介しています(2020年4月9日)。ぜひ、下記URLにアクセスください。
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