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MECHANICAL ENGINEERING

機械工学科 機械工学コース | 自動車システム工学コース | 環境・エネルギー工学コース

高い専門性と豊かな感性を育み
これからの技術革新を生き抜く技術者へ

ロボットやEVカーといった最先端のものづくり、それらのものづくりを支える製造技術や新素材の開発、そしてより良い未来をつくるための環境保全や新エネルギーの課題まで。機械工学科と一口に言っても、その領域は「ものづくり」を中心として色々な分野に広がっています。「これまでにない何かをつくりたい」「自分のアイデアでより良い製品を手掛けたい」というアイデアや理想を豊かに育みながら、求められる高度な技術や知識を磨いていく。機械工学科では3つのコースで、一人ひとりの目標に合わせた力が身につく環境を用意しています。

学びのキーワード

  • ・機械システム設計
  • ・自動車
  • ・ロボット
  • ・航空・宇宙
  • ・再生可能エネルギー
  • ・自動運転
  • ・電気自動車
  • ・次世代自動車技術
  • ・環境・エネルギー
  • ・SDGs教育に利用する機械技術
  • ・機械加工と生産技術

FACILITIES 学科の特長

  • 01 新しい社会をつくる
    最先端テクノロジー

    さまざまな製品の開発により、豊かな社会を実現する機械工学。次々と新たな技術が誕生しており、なかでも次世代自動車、航空・宇宙、ロボットといった分野が現在、これからの社会を変える存在として注目を集めています。未来をつくるエンジニアとなるには、大学卒業後も進化する技術を常に学び続ける姿勢が大切。学部では軸となる基礎知識に重点を置き、専門性と向上心も併せて培っていきます。

  • 02 環境にやさしい
    ものづくりとは何か

    機能や技術の進化だけでなく、これからのものづくりに重要なのが、環境との共生を実現する視点です。資源やエネルギーを浪費することなく、限られた自然環境を維持しながら人々の豊かな暮らしを両立していく。機械工学科ではクリーンエネルギーや環境保全のための技術開発はもちろん、これまでの大量生産・大量消費の時代を変える、持続可能なものづくりの方法も学ぶことができます。

コース紹介

機械工学コース

あらゆるものづくりの基盤となる知識と技術を身につけ、
豊かな創造性を育む

テクノロジーの発展とともに、工学分野には幅広く、そして細分化された領域が誕生していますが、すべての“基盤”とも言えるのが機械工学分野です。機械工学コースでは、工学の基礎をしっかりと築きながら、航空・宇宙、ロボットなど幅広い領域を取り込んだ学びを展開。最先端分野で活躍できる応用力と創造性のあるエンジニアを育成しています。

特色ある教育

4力学+設計製図が
エンジニアとしての強固な土台となる

機械を学ぶ上で欠かせないのが、機械力学・熱力学・流体力学・材料力学の「4つの力学」です。コースでは「4つの力学」の基礎を徹底的に身につけます。また設計・製図の学びにも重点を置き、機械エンジニアの基礎を築きます。ここで培われた力は、どのような分野でも必ず活きる確かな自信となります。

多彩な分野で活躍できる
機械エンジニアをめざして

機械工学は工学の原点となるものであり、あらゆる分野に欠かせない技術を担います。大きな強みのひとつが、ハードウェアの設計・開発に長けていること。さらに機械工学コースでは情報技術を駆使した学びを展開し、多彩な分野で活躍できるハード/ソフトの両方に理解の深いエンジニアをめざせます。

自動車システム工学コース

自動車開発に求められる一連のプロセスを学び
設計・開発に取り組む

自動車産業の本場ドイツでは、多くの工科大学で自動車開発が学べる一方、日本には同様の環境はありませんでした。そんな状況を受け、自動車を専門的に学べる課程を2007年に開設。充実した教育研究環境のもと、自動車開発の一連のプロセスに加え、EVやスマートモビリティといった最新技術を学べる場として、高い存在感を示しています。

特色ある教育

あらゆるテクノロジーが
盛り込まれた「自動車」を学ぶ

EVの登場、コネクテッド化の進展、自動運転化など、自動車業界に大きな変革が起きる中、世界で活躍するために必要なのが「先進と基礎の融合」です。エンジン、モータ、車体構造車両運動などの知識を培いながら、電気電子分野や情報通信分野へと知識を広げ、次世代の自動車開発に対応できるエンジニアをめざします。

1年次からのプロジェクト教育で
自動車開発を体験する

講義と実験・実習を組み合わせたプロジェクト教育では、1年次の自動車工学概論・各部のシステム企画・設計からスタートし、2年次には車両運動、モータ、マイコン制御、タイヤ、構造部材などの実験と車両設計を実施。3年次には8人程度のチームで「乗って走れる」車両を企画・設計・製作し、発表会で走行を披露します。

競技プロジェクト

学生自らが発案し、主体となって活動する「競技プロジェクト」は、本学科の根幹となる「プロジェクト授業」を軸にしたカリキュラムで身についた力と、機械力学、設計製図、電気電子、情報・制御など授業で学んだ知識や技術を総合して、実際に競技大会へ出場する車両を企画・設計・製作。「自動車システム開発工学科の競技チーム」として様々な大会参加に取り組んでいます。


Solar Car Project

競技用のソーラーカーを題材として、様々な制約条件の中で所望の機能を実現するための設計について、実践的に学ぶプロジェクトです。日陰や面方位を考慮した太陽電池の系統設計、転がり抵抗を最小にするサスペンションジオメトリ、空気抵抗を抑える流体力学的なカウル形状、軽量化と強度確保を実現する次世代複合材料ボディ、Li-ion電池の安全な運用およびエネルギー管理システムなどについて、相反する要求を満たす開発力を身につけることが目的です。

フォーミュラEVプロジェクト

フォーミュラEVプロジェクトの活動は、「全日本学生フォーミュラ大会」が定めたレギュレーションに基づき、フォーミュラスタイルの競技車両を学生たちが自らの力で1年間かけて構想・設計・制作。大会では設計内容、コスト計算、プレゼンテーション能力、そして走行性能を競い、その総合力の評価を受けます。

施設紹介

「自動車工学棟」でより深い学びが実現できます

自動車の性能研究を中心に、コンセプトデザインから始まって、設計、製作、評価まで、車両開発の一連の流れを体験できる設備です。国内では唯一、神奈川工科大学にしかない、先進的な大型施設も導入されており、自動車の性能・安全性等に関する研究・教育の場としてはもちろん、学生が主体となって活動する「ソーラーカープロジェクト」などの活動拠点としても機能しています。

環境・エネルギー工学コース

環境・エネルギー分野の
課題に、根拠に基づく
科学的思考で取り組む

環境問題が世界共通の課題となっている現在、世界中の国や企業において、脱炭素社会や新エネルギー開発をめざした取り組みが進んでいます。環境・エネルギー工学コースでは、機械工学の基礎を土台とした確かな知識と技術、根拠に基づいて考える力によって、多面的な視点から環境問題に取り組む力を獲得。世界が取り組む課題の解決に貢献できる、次代のエンジニアを育成します。

特色ある教育

環境分野のイメージにとらわれず
エビデンスに基づく科学的思考力を重視

環境分野において多くの技術開発が行われていますが、重要なことは「環境」というイメージに流されず、科学的な根拠に基づいて考え、長期的な視点で問題に取り組むこと。本コースではエビデンスに基づく多面的かつ柔軟な思考力を重視して、専門的な知識を深めていきます。

4力学+情報処理の知識と技術を活用して
多様な環境問題への対策を実現する

機械工学の土台である熱力学、流体力学、材料力学、機械力学の「4力学」は、ものづくりはもちろん、環境・エネルギー分野においても有用な知識となります。加えてプログラミングを含む情報処理能力を習得するのが本コースの学びの特徴。環境・エネルギー問題に、臨機応変に効果のある対策を組み立てる力を獲得します。

取得できる資格

  • ・技術士(1次試験)受験資格
  • ・PE※/FE受験資格
  • ・CAD利用技術者試験受験資格
  • ・無線従事者受験資格
  • ・高等学校教諭一種免許状 数学
  • ・高等学校教諭一種免許状 工業
  • ・中学校教諭一種免許状 数学
  • ・中学校教諭一種免許状 技術

※アメリカの各州が州ごとに設けているエンジニアの公的資格。「公共の安全・健康・福祉に奉仕する」ために、責任のある立場でエンジニアとして活動する者に要求される資格です。

教育目的と各種ポリシー

機械工学の基礎知識・技能を有し、これらを活用して工業製品の開発・設計・生産に貢献できる技術者の育成

  • 創造的思考力
    • 機械技術と機械工学の基礎知識・技術を応用・発展させて、技術的問題を発見・解決することができる。
    • 機械技術と機械工学に関連した種々の現実的課題に対して、専門知識を活用し解決方法を明らかにして、課題を解決することができる。
    • 機械技術と機械工学の実験、開発、研究において、自らやるべきことを見つけ、計画をたてて実施することができる。
  • チームワーク
    • 機械技術と機械工学の基礎知識・技能や応用について、わかりやすく説明ができる。また、技術的課題に対する自分の意見を伝え、相手の意見を理解することができる。さらに、航空宇宙学コースにおいては、英語アカデミック・コミュニケーションの基本を修得している。
    • 機械工学分野のプロジェクトにおいて、自分の役割を把握して行動することができる。また、社会人としてのルールを理解して行動することができる。さらに、工学技術者に求められる倫理を理解している。
  • 基礎学力
    • 機械技術と機械工学の理解に必要な基礎学力をもち、機械技術と機械工学の基礎的な知識・技能を理解している。さらに、航空宇宙学コースにおいては、航空宇宙工学の基礎知識も理解している。
    • 工学技術者の素養としての理数・情報分野の基礎知識とリテラシーを理解している。また、社会や多様な文化に関する基礎知識を理解している。
  • 創造的思考力
    • プロジェクト型の専門科目である「創造設計ユニット」、「創造実験」、「航空宇宙プロジェクト」において、機械技術、機械工学、航空機、宇宙機の基礎知識と技術を応用する方法を学ぶ。また、問題解決型の科目である「卒業研究」において技術的問題を発見・解決することを学ぶ。
    • 専門科目に『材料と加工系』、『流れの力学系』、『熱とエネルギー系』、『運動と制御系』、『航空宇宙工学系』の応用技術に関する科目群を配置しており、これらの講義、演習をとおして機械技術、機械工学、航空宇宙工学の課題解決のための専門知識・技能を修得する。また、プロジェクト型専門科目「創造設計ユニット」、「創造実験」、「航空宇宙プロジェクト」の実験、実習をとおして専門知識・技能を活用して課題解決する方法を学ぶ。さらに、卒業研究においては、それまでの学修成果を元にして、自ら課題を見つけて解決するプロセスを学ぶ。
    • 「卒業研究」において、目的設定、目的を達成するための計画、そして、課題を解決しつつ、計画を実施する方法を学ぶ。なお、プロジェクト型専門科目「創造設計ユニット」、「創造実験」、「航空宇宙プロジェクト」においても同様に学ぶ。

    【学修成果の評価方法】

    プロジェクト科目では、課題達成状況、そこに至るまでのプロセスにより評価する。卒業研究では、実際に実施した実験や製作物の程度、提出された論文や研究発表の内容、そこに至るまでのプロセスにより評価する。

  • チームワーク
    • 共通基盤教育の『導入系』、『言語応用系』科目群での講義、演習をとおして、日本語によるコミュニケーションとプレゼンテーションの基本技術を修得する。また、国際的なコミュニケーションの基礎となる英語基礎力を『英語基礎系』科目群、『海外研修・留学』科目群の講義、演習、研修等で修得する。航空宇宙学コースにおいては、「留学英語Ⅰ〜Ⅳ」により英語アカデミック・コミュニケーションを学ぶ。さらに、専門の実験3科目とプロジェクト7科目における機械技術と機械工学に関連した協働作業とプレゼンテーション実習により、知識や意見の伝達方法を修得するとともに、意見を交換しつつ課題解決へ向かうための手法も学ぶ。
    • 共通基盤教育の『キャリア系』科目群の講義、演習をとおして社会のルールを学び、『倫理系』科目群の講義をとおして工学技術者倫理を学ぶ。また、専門の「実験」科目と「プロジェクト」科目におけるグループ実験や協働作業をとおして、自分の役割と期待される行動について学ぶ。

    【学修成果の評価方法】

    共通基盤教育では試験、演習とプレゼンテーションにより評価して、専門のプロジェクト科目と実験科目においては、協働して課題に取り組む姿勢により評価する。

  • 基礎学力
    • 専門基礎導入科目群の講義、演習をとおして、機械技術と機械工学の基礎を学ぶ上で必要な数学と物理学を修得する。また、専門基礎科目の「材料力学」、「生産加工学」、「流れ学」、「熱力学」、「機械力学」で機械技術と機械工学の基礎を修得する。さらに、航空宇宙学コースにおいては、「飛行力学」により航空工学の基礎も修得する。
    • 共通基盤教育の『数理情報系』、『人文社会系』、『健康・スポーツ系』科目群の講義、演習、実習をとおして、自然、社会、多様な文化、グローバル化する社会に関する基礎知識を修得する。

    【学修成果の評価方法】

    共通基盤教育科目、専門基礎導入科目、専門基礎科目の試験、小テスト、レポート、演習にて評価する。

求める人材像

機械工学科では、本学の「アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)」に該当する人材のうち、次に該当する人、または該当しようとする人を幅広く求めます。そのために総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜(一般入試・共通テスト方式)により多様な人材を選抜します。

  • 科学技術や機械の設計、開発に関する学びに明確な意欲を有している人。
  • 学科のカリキュラムを学ぶために必要な、数学、理科、英語、国語(現代文)の基礎学力を有している人、または入学前教育と初年次教育を通じてこれらの基礎学力を修得しようとする意志を持った人。
  • 航空宇宙学コースにおいては、上記(1) (2)に加えその教育に必要な英語力を有している人。

選抜試験の趣旨と重視するポイント

機械工学科の求める人材像を満たす人材を選抜するため、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」その他の要素を次のように評価します。

・総合型選抜

科学技術または自然科学に関連する分野における何らかの活動実績がある人、または成果を得た経験を有する人、もしくは当該分野に関する強い探究意欲がある人について、調査書、志望理由書、その他の提出書類、実験・実習課題、レポート、面接、プレゼンテーションなどにより多面的に評価するため、複数の選考方式を実施します。なお、評価に際しては各要素を総合型選抜の各方式で定めた一定の割合で評価して選抜します。

・学校推薦型選抜

科学技術または自然科学に関連する分野に関する探究意欲がある人について、調査書等、推薦書その他の提出書類、面接、適性検査で評価します。なお、評価に際しては各要素を学校推薦型選抜の各方式で定めた一定割合で評価して選抜します。

・一般選抜(一般入試・共通テスト方式)

科学技術または自然科学に関連する分野に関する学びに意欲がある人について、学力検査で評価して選抜します。

PICK UP

工業科・技術科教員養成特別プログラム

実際にものづくりに関わるだけでなく、工学の知識を次の世代へと伝え、将来の人材育成に関わることも工学技術者(エンジニア)の重要な役割のひとつです。本学科では、高等学校や中学校で「工業科」「技術科」を教える教員養成のための独自の教育プログラムを用意し、生徒たちに工学技術の魅力を伝える教員を育成します。本履修モデルに従って科目を履修することで、教員になるための効率的かつ効果的な学習を行うことが可能です。また、工学技術教育を研究テーマとする教員の研究室で学べば、卒業後に教育の現場で役立つ、教材開発や教育手法についてもより深い知識を得ることができるでしょう。