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CLINICAL

臨床工学科

医学×工学の力でチーム医療を支える
医療機器のプロフェッショナルをめざす

人工呼吸器、人工心肺装置、血液浄化装置に代表される生命維持管理装置の操作、点検保守を行い、医療現場の一員として「チーム医療」を支えるのが臨床工学技士の役割です。高度化・専門化が進む医療機器に対応する工学的知識、そして人体の構造と機能や疾病への理解といった医学的知識を兼ね備えた人材が、多くの医療現場で必要とされています。臨床工学科では国家試験合格のためのサポートはもちろん、知識と実践力、チームで協働するためのコミュニケーション能力など、現場で活躍するための多様な力を高める環境を用意しています。

学びのキーワード

  • ・医療機器の保守点検・管理
  • ・多職種連携/チーム医療
  • ・医療でのIoT/AI活用
  • ・臨床技術提供
  • ・医療安全/人間工学
  • ・臨床医学
  • ・救急医療
  • ・医療機器開発
  • ・在宅医療/在宅福祉
  • ・医療系国家資格

FACILITIES 学科の特長

  • 01 医療現場を変える
    テクノロジーの担い手として

    最先端の技術によって、医療現場ではいま大きな変革が起きています。電子カルテによるデータ管理やウェアラブル端末による健康診断、遠隔手術や手術支援ロボットの活用、AIによる診断支援など、急速な医療×工学の連携と進化を支える存在となるのが、2つの分野の高度な専門知識を兼ね備えた臨床工学分野のスペシャリストたちなのです。

  • 02 住み慣れた場所での
    医療を叶えるために

    いま求められている地域医療を実現する重要な取り組みのひとつが、自宅で治療を受ける「在宅医療」です。臨床工学技士はこれまでも在宅呼吸療法、在宅透析療法に関わってきました。今後、そのような関わりもさらに増えていくでしょう。住み慣れた場所で安心して治療を受けることができる。人々の願いを叶えるための新たな挑戦が求められています。

学科の学び

学びの流れ

特色ある教育

医学と工学の2つの知識・技術で
チーム医療を支える

臨床工学技士は日々の生命維持管理装置の点検保守に加え、手術・集中治療・血液浄化・心血管カテーテルといった治療行為にも従事します。失敗が許されない臨床現場で求められるのは、最先端の医療機器を間違いなく操作し、万が一、トラブルが起きた際でも、装置の原理や構造といった工学的知識と人体の構造と機能や疾患、治療行為について理解する医学的知識により適切に対処する力です。2つの領域にわたる広範な知識と技術が、臨床工学技士の重要な基盤となります。

幅広い工学分野を網羅する
工科系大学ならではの学び

臨床工学技士には、電気電子工学、機械工学、情報工学といった幅広い工学の知識が必要となります。臨床工学科では、工学部をはじめとして神奈川工科大学で長年培われてきた工学教育のノウハウを活用して、基盤となる知識と技術を体系的に習得。さらには医療分野での活用が進む最先端のICT(情報通信技術)に触れる機会を設けるなど、“工科系大学で臨床工学を学ぶメリット”を最大限に活用した教育体制で、高度な工学的知識を備えた医療人を育成しています。

チーム医療の一員として
必要な協働力を高めるために

高度化・複雑化する現代の医療において重視されるのが、医師や看護師をはじめとした多様な医療専門職の間で情報を共有し、それぞれの視点で協働して治療を進める「チーム医療」という考え方です。もちろん臨床工学技士も、そのチームの一員となる存在。本学科ではグループで取り組む実習等を通じて、異なる職種間での連携と臨床工学の専門知識を他のスタッフに伝達・指導するためのコミュニケーション能力を高めていきます。

資格取得サポート

資格取得をサポートする本学独自の支援体制

国家試験合格と資格取得から
就職までを支えるサポート体制

臨床工学科のカリキュラムは、国家試験受験資格を得るための科目を修得すれば、無理なく試験合格レベルの学力が得られるよう設計されています。その上で合格を確実にするため、3~4年次には学内模擬試験の実施や全国統一模擬試験に参加する他、国家試験対策演習を実施。また就職活動についても学生の就職希望に合わせた、丁寧なサポートを行っており、教職員などによる対策講座も開講しています。

国家試験までのステップとして3年次での
「第2種ME技術者」取得をめざす

国家試験合格に向けた段階的な成長を実現する機会として、医用生体工学に関する知識の認定試験である「ME技術実力検定試験(日本生体医工学会)」の受験を推奨しています。3年次までに第2種ME技術実力検定試験の合格を、4年次に第1種の合格を目標とします。

万全の就職サポート

臨床工学科においては、医療を志す学生に向けた進路研究や、臨床実習・就職に向けた対策講座を開講。キャリア就職課のスタッフや卒業研究の指導教員、学科の就職委員、キャリアアドバイザーが互いに連携し合い、学生一人ひとりの就職をサポートします。

取得できる資格

  • ・臨床工学技士(国家試験受験資格)
  • ・第1種ME技術者(※1)
  • ・第2種ME技術者(※1)
  • ・認定ホスピタルエンジニア(※2)
  • ※1 第1種ME技術者/第2種ME技術者:社団法人日本生体医工学会が認定する資格です。ME機器・システムの安全管理を中心とした医用生体工学に関する知識をもち、適切な指導のもとで、それを実際に医療に応用しうる資質を検定することを目的とします。第1種と第2種があり、第1種の受験資格は、第2種ME技術者実力検定試験合格者または臨床工学技士免許所有者となります。
  • ※2 一般社団法人日本医療福祉設備協会が認定する資格です。病院等(福祉施設も含む)の設備の「利用・保守等」に関する担当者(技術者)に必要な知識を教育し、病院等の設備の安全性確保、品質確保、効率的運用等を図り、病院等の本来の目的に寄与する人材を認定することを目的とします。

教育目的と各種ポリシー

臨床工学に関する専門的知識と実践的技術を身につけ、医療機器の安全性確保と有効性維持に貢献できる臨床工学技士の育成

  • 創造的思考力
    • 臨床工学技士としての専門知識と技術を応用・発展させて、医療現場における問題を発見・解決し、臨床工学技士の新たな役割を見出すことができる。
    • 工学と医学の基本的な知識と、臨床工学技士としての専門知識と技術を身につけ、それらを駆使して、医療現場における幅広い課題を解決することができる。
    • 臨床工学技士として、チーム医療において自らやるべきことを見つけ、計画をたてて積極的かつ確実に実行することができる。
  • チームワーク
    • 臨床工学技士としての専門知識と技術や応用について、工学と医学の基本的な知識をもとに、わかりやすく説明ができる。また、医療現場における課題に対する自分の意見を伝えること、相手の意見を理解することができる。
    • チーム医療の一員として臨床工学技士の役割を把握して、常に患者の安全を考えて行動することができる。また、医療従事者としてのルールを遵守し、患者への共感と受容の必要性、臨床工学技士としての倫理を理解している。
  • 基礎学力
    • 臨床工学に関連する工学と医学の基本的な知識と、臨床工学技士として必要な専門知識と技術を体系的に理解している。
    • 臨床工学技士の素養としての数理・情報分野の基礎知識とリテラシー、および社会や多様な文化に関する基礎知識を理解している。
  • 創造的思考力
    • 専門科目の「臨床実習」、「臨床工学セミナー」、「卒業研究」などの実践型教育により、専門知識・技術を応用して新たな問題を発見・解決することを学ぶ。
    • 専門基礎科目群および専門科目群の講義、演習、実習により、課題解決のための専門知識・技術を修得する。また、専門科目の「臨床実習」、「臨床工学セミナー」、「卒業研究」の実践型教育により課題を解決する方法を学ぶ。
    • 専門基礎科目群および専門科目群の講義、演習、実習をとおして、臨床工学技士としての目的設定と計画にもとづく実施方法を学ぶ。

    【学修成果の評価方法】

    専門科目等の講義では試験、小テスト、レポート、授業内の演習、プレゼンテーション、討論・質疑応答で評価して、「臨床実習」では実習態度や報告書などで評価する。また、「卒業研究」では論文、口頭発表、質疑応答を総合的に評価する。

  • チームワーク
    • 共通基盤教育の「情報リテラシー」、『言語応用系』科目群の講義、演習をとおして、知識や意見の伝達と傾聴の方法の基礎を学ぶ。また、国際的なコミュニケーションの基礎となる英語基礎力を『英語基礎系』科目群の講義、演習で修得する。さらに、専門基礎科目群および専門科目群の演習、実習での協働作業とプレゼンテーション実習により、知識や意見の伝達力、質問力を修得する。
    • 共通基盤教育『倫理系』の「生命倫理」の講義をとおして医療従事者に期待される社会のルールと職業倫理を学ぶ。また、専門教育科目の「チーム医療論」および他医療職種に関連する講義をとおして、チーム医療について学ぶ。さらに、専門教育科目の「臨床実習」により、臨床工学技士の役割の把握と期待される行動を学ぶ。

    【学修成果の評価方法】

    共通基盤教育では試験、演習とプレゼンテーションにより評価して、専門科目等の講義、実習では試験、小テスト、レポート、プレゼンテーション授業内の演習、授業外の取り組みで評価する。また、「臨床実習」では実習態度や報告書などで評価する。

  • 基礎学力
    • 専門基礎科目群の講義、演習、実習をとおして、工学と医学の基礎知識を修得する。また、専門科目群の講義、演習、実習をとおして臨床工学技士に必要な専門知識と技術を修得する。
    • 共通基盤教育の『数理情報系』、『人文社会系』、『健康・スポーツ系』科目群の講義、演習、実習をとおして、自然、社会、多様な文化、グローバル化する社会に関する基礎知識を修得する。

    【学修成果の評価方法】

    共通基盤教育科目、専門基礎導入科目、専門基礎科目の試験、小テスト、レポート、演習、グループワークにて評価する。

求める人材像

臨床工学科では、本学の「アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)」に該当する人材のうち、次に該当する人、または該当しようとする人を幅広く求めます。そのために総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜(一般入試・共通テスト方式)により多様な人材を選抜します。

  • 臨床工学技士に必要な工学と医療に関連する分野に関する学びに明確な意欲を有している人。
  • 学科のカリキュラムを学ぶために必要な、数学、理科、英語、国語(現代文)の基礎学力を有している人、または入学前教育と初年次教育を通じてこれらの基礎学力を修得しようとする意志を持った人。

選抜試験の趣旨と重視するポイント

臨床工学科の求める人材像を満たす人材を選抜するため、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」その他の要素を次のように評価します。

・総合型選抜

臨床工学技士に必要な工学と医療に関連する分野に関する強い探究意欲がある人について、調査書、志望理由書、その他の提出書類、実験・実習課題、レポート、面接、口頭試問、プレゼンテーション、グループ討論などにより多面的に評価するため、複数の選考方式を実施します。なお、評価に際しては各要素を総合型選抜の各方式で定めた一定の割合で評価して選抜します。

・学校推薦型選抜

臨床工学技士に必要な工学と医療に関連する分野に関する探究意欲がある人について、調査書等、推薦書その他の提出書類、面接、口頭試問、「適性検査で評価します。なお、評価に際しては各要素を学校推薦型選抜の各方式で定めた一定割合で評価して選抜します。

・一般選抜(一般入試・共通テスト方式)

臨床工学技士に必要な工学と医療に関連する分野の学びに意欲がある人について、学力検査で評価して選抜します。