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国立中央大学(台湾桃園市)とカーボンニュートラル実現を目指したエネルギーマネジメントシステムに関する研究と教育を推進中(スマートハウス研究センター センター長/特命教授 一色 正男)

スマートハウス研究センターは、スマートハウスやIoT(※1)の通信規格である「ECHONET Lite(※2)」を活用し、ビジネスの最前線で活躍している企業と連携して研究を行っています。このECHONET Liteを活用した、エネルギーマネジメントシステムによるカーボンニュートラル実現のための研究と教育を国立中央大学(台湾桃園市)と推進しています。

神奈川工科大学 スマートハウス研究センターでは、経済産業省の支援を受けて、一般社団法人エコーネットコンソーシアムと連携し、スマートハウスの家電機器を制御する日本発の通信規格であるECHONET Liteの国際標準化活動を行ってきました。また近年、台湾政府も2021年4月にカーボンニュートラル実現を宣言しており、エネルギー分野の研究開発に非常に注力しています。

2024年10月21日、神奈川工科大学スマートハウス研究センターは、国立中央大学(台湾桃園市)にて、資訊電機学院(College of Electronic Engineering and Computer Science)、能源工程研究所(Center for Energy Research)2部門それぞれと、「エネルギーマネジメントシステムに関する共同研究プロジェクト」の推進・支援に関する協相互協力・連携協定を締結しました。(※3)

写真1. 資訊電機学院との調印式
写真2. 能源工程研究所との調印式

また、2025年2月には、台湾の大学2校(台湾国立中央大学、國立虎尾科技大学)から、教員2名と学生5名が本学に来学し、IoT教育に関するレクチャを実施しました。レクチャは本学の電気電子情報工学科杉村准教授(スマートハウス研究センター副所長)を中心として、スマートハウス研究センターセンター長一色特命教授をはじめ、スマートハウス研究センターの研究員や電気電子情報工学科の学生が担当し、通信プロトコルECHONET Liteの基本動作の説明を行った後、杉村研究室が開発・制作したECHONET Liteを実装した教材(ミニチュアハウス)を利用したハンズオンを実施しました。レクチャは全編英語で実施され、本学学生も全て英語でプログラミング教育のサポートを行いました。全体を通して、台湾の皆さまから御好評をいただき、イベントを無事に成功させることができました。ここで学んだ技術を日本・台湾それぞれが活用し、また、双方の学生が世界の標準化の核になる技術者として育つことを期待しています。

写真3.レクチャ風景(座学)
写真4.レクチャ風景(ハンズオン)

神奈川工科大学では、今後も海外の大学との相互協力・連携を図り、世界的な課題であるカーボンニュートラル実現に向けて、最先端技術の研究開発に邁進いたします。

※1 IoT:モノ(物)のインターネット。家電製品も含め様々な機器をネットワーク化すること。例えばエアコンだと、本来空間の空質をコントロールする機能をもっているが、エアコンが取得している外気温や室内温度の情報と、外部の天気情報を利用して最適な制御をするなどが挙げられる。このようにインターネットで様々なモノが繋がることで新しい価値を生み出すことが期待されています。

※2 ECHONET Lite:異なる企業が提供するIoT家電、住宅設備、創エネ・蓄エネ設備での情報のやり取りを可能にするための"共通のことば"。ネットワークを通じて様々なメーカーのIoT家電、住宅設備、創エネ・蓄エネ設備を制御するには、同じ通信プロトコル(共通のことば)が搭載されている必要があります。その役割を果たす通信規格がECHONET Liteです。ECHONET LiteはISO/IEO14543-4-3およびIEC62394として国際標準規格登録されています。

※3 大学プレスセンターWebサイト
https://www.u-presscenter.jp/article/post-54715.html

▼本件に関する問い合わせ先
 研究推進機構 研究広報部門
 E-mail:ken-koho@mlst.kanagawa-it.ac.jp

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