先進eスポーツ研究センターの取り組み(情報ネットワーク・コミュニケーション学科/先進eスポーツ研究センター 教授 塩川 茂樹)
情報ネットワーク・コミュニケーション学科/先進eスポーツ研究センター 塩川 茂樹 教授
いつでも・どこでも・だれでも楽しめるeスポーツを、情報通信技術の活用を通じて、より楽しめるようにする工夫をしていきます。
先進eスポーツ研究センターではNTT e-Sports、NTT東日本と結んだeスポーツに関わる産学連携協定を軸に、情報通信技術やスポーツ情報科学の活用によりeスポーツの価値を確立するための研究に取り組んでいます。
今年の10月15日(土)にはeスポーツシンポジウムを開催し、eスポーツに関する研究成果の発表やeスポーツによる地域活性化についての議論を行います。
ここでは情報通信技術を活用した研究としてネットワーク環境がeスポーツ競技に及ぼす影響評価を紹介します。eスポーツでは遅延やデータロスが競技に致命的な影響を及ぼす可能性があります。例えば図はネットワークの遅延を1秒付加したリモートプレイ環境での競技状況を表示させたものです。図から分かる通り前方2台の車が宙に浮いています(車の下の黒い四角が影)。これは現実には起こりえないことですが、リモートプレイ環境では生じてしまう大きな問題です。このような状況が競技に及ぼす影響を様々な角度から評価しています。そして本研究成果をeスポーツ競技の公平性を担保するためのネットワーク技術開発に展開する予定です。
▼関連するSDGs
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
11 住み続けられるまちづくりを