先進eスポーツ研究センターの取り組み(情報ネットワーク・コミュニケーション学科/先進eスポーツ研究センター 教授 塩川茂樹)
いつでも・どこでも・だれでも楽しめるeスポーツを、情報通信技術の活用を通じて、より楽しめるようにする工夫をしていきます。
情報ネットワーク・コミュニケーション学科/先進eスポーツ研究センター 塩川茂樹 教授
先進eスポーツ研究センターは2020年11月に本学で発足した「eスポーツプロジェクト」に併せて設立された研究センターです。NTT e-Sports、NTT東日本と結んだeスポーツに関わる産学連携協定を軸に、情報通信技術やスポーツ情報科学の活用によりeスポーツの価値を確立するための研究に取り組んでいます。ここでは情報通信技術を活用した研究としてネットワーク環境がeスポーツ競技に及ぼす影響評価を紹介します。
eスポーツでは遅延やデータロスが競技に致命的な影響を及ぼす可能性があります。例えば図はデータロス率を60%とした場合のリモートプレイ環境で同一車を表示させたものです。図から分かる通り左右の画面で明らかに車の走行場所が異なっています。このような違いが競技に及ぼす影響を反応速度や視線、あるいは競技者の主観など様々な角度から評価しています。そして本研究成果をeスポーツ競技の公平性を担保するためのネットワーク技術開発に展開する予定です。
▼関連するSDGs
3 すべての人に健康と福祉を
4 質の高い教育をみんなに
9 産業と技術革新の基盤をつくろう
11 住み続けられるまちづくりを