大学院生によるオンラインサイエンスカフェを開催しました
2023年12月13日、「サイエンスコミュニケーション」の授業を履修している大学院生が、わかりやすく楽しくサイエンスの話をする「神奈川工科大学 オンラインサイエンスカフェ」を開催しました。
今年で3回目の開催となり、応用バイオ科学科 客員教授 佐々義子先生の指導のもと、大学院生がサイエンスに関する一般向けのテーマを考え、自分の研究にもつながるように工夫しながら、オンラインでわかりやすくお話をするものです。今回は厚木市の広報でも参加者を募集しました。
オンライン配信のための機材の準備や当日の配信は、情報教育研究センターAI教育推進室の阿久澤慧さんが担当。司会や発表の様子を複数のカメラを切り替えて配信が行われました。
井上哲理副学長からの神奈川工科大学の紹介のあと、学生たちは参加者の皆さんに質問を投げかけながら、身近なものや話題からサイエンスについてわかりやすく話をしていました。
今回は学内外から約20名の方にご参加いただきました。質疑応答の時間ではそれぞれの発表者に対して、チャットを使って様々な質問が寄せられただけでなく、お子さんからのマイクをオンにして質問もあり、終始和やかな雰囲気で行われました。
学生たちは終了後、「オンラインでも、双方向で話ができたのが楽しかった。」「難しい専門用語を使わないように考えたが、本当にこれでいいのか難しかった。」「日頃他の学生がどのような研究をしているかわからなかったが、今回のサイエンスカフェで知ることができてとても興味深かった。」など感想を話し合っていました。
今回のテーマ
「こんなところにもサイエンス~バイオとケミカルで作るマテリアル」
私たちは生体分子、有機・無機材料の研究を行っています。一見、何に使用されているかわからないと思われますが、実は日常の様々なところで利用されているのです。それらの「モノ」の活躍ぶりをのぞいてみましょう。
「科学的な反応とは~身近なものを見てみよう」
みなさんは科学的な反応と聞いてどのようなものを思い浮かべますか。今回は生物、石油製品、ふだん使っている水をテーマに私たちと一緒に科学的な反応は身近であることを学んでみましょう。
また2024年1月9日には、東洋大学でサイエンスコミュニケーションを学ぶ大学院生のみなさんとオンラインで、自分の担当した発表について、またお互いのサイエンスカフェについて意見交換を行う、ジョイントミーティングを開きました。参加した学生からは、「スライドの作り方や発表の進め方が違っていて勉強になった」「テーマ選びに悩んだ。(東洋大のテーマは)身近なものが多く、これから社会にでたときに行うであろうプレゼンテーションの参考にしたい。」などお互いの発表から学びを得た感想が多く聞かれました。
当日の様子①
当日の様子②
当日の様子③
東洋大学の大学院生との意見交換の様子