東京ゲームショウ2023に「ゲームクリエータ特訓」作品出展
ゲームクリエータ特訓は本学科のユニークな取り組みのひとつです。メンバーは情報メディア学科所属の2年生から選抜され、1年以上の期間をかけて、ゲーム企画の立案・検討、ゲームプロトタイプの設計から実装、展示装飾までを手がけます。本年、東京ゲームショウは例年通りの運用に戻ったこともあり、4日間とも本学ブースは盛況で試遊は全く途切れませんでした。
出展作品は2つあり、1つは「Spin Tower Tokyo 塔魂激突」です。東京の著名な「タワー」が激突バトルを繰り広げるアクションゲームです。制作はUnityを用いていますが、ロータリエンコーダをベースとした独自コントローラを設計・実装して、誰もが夢中にタワーを回す「熱い」操作を実現しました。
Spin Tower Tokyo 塔魂激突
当日の様子
もう1つは、声のみで遊ぶ「声波万波(せいはばんぱ)」です。これもUnityをベースとして、声から波の高さをコントロールする独自手法を実装しています。声による波のコントロールが実装の難点でしたが、出展までに試遊を繰り返し、調整を進めました。Windows版のほか、Android版・iOS版も出展しました。
声波万波(せいはばんぱ)
当日の様子
これらの作品は、ネットメディア(日経クロストレンド、GameMakers)の取材を受け注目を浴びました。また、酒井研究室4年生の山田悠貴さんがIGDAスカラーシップに採択され、チェスのような独自のボードゲーム「ターバンタクティクス」を出展し、出展の時間が限られる中、これも高い評価を得られました。
(文責:情報メディア学科教授 酒井雅裕)