情報工学専攻の大学院生が情報処理学会で山下記念研究賞を受賞
大学院情報工学専攻博士前期課程2年の赤羽秀さんが2023年度コンピュータセキュリティシンポジウム2022で、最優秀論文賞に選定されました。
2024年3月開催予定の情報処理学会第86回全国大会で、表彰される予定です。
発表論文は「xltrace: クロスアーキテクチャに対応したライブラリ関数のトレース手法」というタイトルです。内容と赤羽さんのコメントは以下の通りです。
内容:
「IoT機器を標的としたマルウェアを効率的に解析するための手段として、xltraceというトレース手法を提案しました。
xltraceはエミュレーション環境における中間表現層でトレースを実現することで、幅広いCPUアーキテクチャに対応しています。これにより、CPUアーキテクチャの種類が多様なIoTマルウェアの横断的な解析が可能になります。」
感想と抱負:
「光栄なことに、情報処理学会の山下記念研究賞を受賞しました。本研究に携わって頂きました神奈川工科大学の岡本剛教授、NTTセキュリティ・ジャパン株式会社の川古谷様、岩村様、研究チームの皆様に心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、防御者優位の社会の実現に貢献できるよう頑張ります。」