サイエンスキャッスル2024 東京・関東大会にプロジェクトパートナーとして参画しました
2024年12月7日(土)に開催された、中高生のための学会「サイエンスキャッスル2024 東京・関東大会」(株式会社リバネス主催)において、本学がプロジェクトパートナーとして参画し、科学技術振興機構(JST)「女子中高生の理系進路選択支援プログラム」採択事業である「女子学生のための神奈川テクノフューチャープログラム:科学で夢を形に」に関するブース展示と、本学在学生によるワークショップを実施しました。
今年で14回目を迎えるサイエンスキャッスルは、未来の研究者の登竜門として、中高生が研究をする文化づくりの中心を担っている学会です。日本工学院専門学校 蒲田校で開催された今回は、中高生研究者を含む、高校教員、大学教員、企業人など、計521名が集まりました。
開会式では工学部 応用化学生物学科・学科長の小池あゆみ教授が本学代表として挨拶を行い、会場に集まった中高生に向けて、研究の心得を伝えるとともにエールを送りました。
午後から開催されたポスター会場に設置されたブースに展示おいて、本学や事業に関する紹介資料を展示・配布するとともに、仮想空間で生体分子構造の観察を行うことができるVRツールの体験を実施しました。
ブースでの参加者との交流の様子
依田教育講師や分子機能科学研究室のスタッフがブース説明にあたりました
石田弥々さん(真ん中)
高野みづほさん(右)大学院生・学部生が本学の紹介や、VRツールの使用法についての説明を行いました
多くの中高生に、仮想空間でのタンパク質分子の観察を体験していただき、ブース展示は盛況に終わりました。
その後に、サイエンスキャッスル2024 東京・関東大会の特別企画として開催された中高生向けのワークショップでは、「いきモノづくり ワークショップ〜 生き物の特徴を生かして、新しい製品を生み出そう〜」と題し、実施されました。当日は、工学部応用化学生物学科 分子機能科学研究室(小池あゆみ 教授)に所属する学部生・大学院生が講師・ファシリテータとなり、生き物の特徴を生かした新製品の研究・開発アイディアをチームで考案するワークショップを進行しました。約20名の中高生の方にご参加をいただき、各グループから独創的な製品アイディアが飛び出しました。
本ワークショップのコンセプトは、小池研究室でも重視されている「フラットな議論」。ワークショップには中高生に加え小学生や高校教員まで幅広い年齢層の方が参加されましたが、年長者が一方的に伝える・教えるのではなく、年の差を超えて同じ「研究者」としてフラットな目線に立ち、互いに協力・議論してチームとしてゴールをめざす研究プロセスを楽しみました
神山茜寧さんら学部生・大学院生が、各班のワークショップをファシリテートし、円滑な進行を促しました
ワークショップ全体の進行は大学院生の宇佐美優乃さんが担当しました
ワークショップ実施後は、大学での研究などについて、参加者と学生が交流する場面も見られ、本学の研究室教育の一端を直接お伝えする機会となりました。
ワークショップを実施した小池研究室メンバー(後列中央が小池教授)と株式会社リバネス立花智子氏(前列左)、伊達山泉氏(前列右)
日時:2024年12月7日(土) 9:30〜18:00
場所:日本工学院専門学校 蒲田校
対象:小学生・中学生・高校生・高校教員・大学教員・企業関係者など
主催:株式会社リバネス