大学院生による「ハイブリットサイエンスカフェ」を開催しました
12月18日(水)、「サイエンスコミュニケーション」の授業を履修している学部生・大学院生がわかりやすく楽しくサイエンスの話をする「神奈川工科大学 ハイブリットサイエンスカフェ」が、KAIT TOWNで開催されました。
サイエンスカフェは応用化学生物学科 佐々義子客員教授の指導のもと、学生がサイエンスに関する一般向けのテーマを考え、自分の研究にもつながるように工夫しながら、オンラインでわかりやすくお話をするものです。今年で4回目となり、今年は会場とオンラインの「ハイブリット」で開催しました。また今回は初めて、KAIT TOWNのオンライン配信設備を使って開催しました。配信のための機材の準備や当日の配信は、情報教育研究センターAI教育推進室の阿久澤慧さんが担当。複数のカメラを切り替えて配信が行われました。
今回のサイエンスカフェのテーマは「環境とエネルギー」「これからの医療」。永く地球に暮らしていくために自分たちの研究がSDGsにどう役に立つのかをわかりやすく解説しました。第1回の講義で互いの研究を紹介しあったときに、「受講生のテーマがどれも魅力的だから、全部をサイエンスカフェ参加者の皆さんにお伝えしたい」という思いから、サイエンスカフェの構成が考え出されたそうです。
今回は学内外から会場16名、オンライン6名の方にご参加いただきました。
学生たちは終了後、
「言いたいことをきちんと言えてよかった。」
「できるだけ短く簡潔に話そうと思っていたが、それができてよかった。」
「やさしめに作ったが、もう少しレベルを高くしても参加者に楽しんでもらえたかなと思った。」
「自分の研究について皆さんに危機感を持っていただけたら。」
「演示実験が、うまくいってホッとした。」
「他の発表者の研究について知ることができたのも良かった。」
など、発表を振り返っていました。
プログラム
Ⅰ.環境とエネルギー
(1)環境化学・環境生物研究室 宮澤旺羅 「海洋の油汚染への対策」
(2)環境化学・環境生物研究室 吉田友太 「微生物から水素をつくる」
(3)ファインセラミックス研究室 光岡明聖 「温度差でプロペラをまわす」
(4)熱流体工学研究室 吉田龍平
「クリーンエネルギーの弱点~風力発電で考える安定供給への挑戦~」
Ⅱ.これからの医療
(5)老化・疾患生物学研究室 根本弘大 「老化の秘密を探る小さな生物の物語」
(6)老化・疾患生物学研究室 蜂谷駿 「線虫で生活習慣病に立ち向かう」
(7)生物制御科学研究室 青木郁乃 「DNAメチル化~再生医療の可能性」
主催 神奈川工科大学 応用化学生物学科
協力 くらしとバイオプラザ21
井上哲理副学長によるあいさつ
発表の様子