情報工学専攻・大学院生がBMFSA学会2024年度最優秀論文賞を受賞
2024年12月14日に日本大学文理学部(東京都世田谷区)にて開催されたバイオメディカル・ファジィ・システム学会が主催する第37回年次大会BMFSA2024 in日大において、大学院情報工学専攻博士前期課程2年生(納富研究室所属)の齊藤仁さんが「特定単語の打鍵タイミングと打鍵音を用いた継続的な本人認証手法の検討」というタイトルで発表した研究論文が2024年度の最優秀論文賞を受賞し、今回の年次大会にて表彰されました。
本論文は、PC作業中のキーボード操作における手指動作に基づく行動的特徴量を分析することで、操作者が本人であることを継続的に判定する手法提案と実験結果を報告しています。行動的特徴量による本人認証のマルチモーダル化の研究の一環となります。齊藤さんがこれまで続けてきた研究成果をまとめ、ジャーナル論文として投稿したものです。
研究および学会発表について、齊藤さんは、「最優秀論文賞をいただき、大変光栄に感じております。現在、手指形状を用いた本人認証手法の研究が最終段階にありますが、今回受賞した打鍵タイミングと打鍵音に関する研究成果を組み合わせることで、マルチモーダル認証を実現できると考えています。これにより、より堅牢なセキュリティを提供できると期待しております。今回の受賞を励みに、さらなる研究の発展に尽力してまいります」と抱負を述べてくれました。今後のさらなる活躍に期待いたします。
(文責:情報工学科教授・納富一宏)
表彰式の様子
賞状
受賞者した、齊藤さん