大学院機械システム専攻の学生が情報処理学会研究会で受賞
大学院機械システム専攻博士前期課程 1 年の木村尚也さん(指導教員 脇田敏裕教授) が、2024 年 11 月に開催された情報処理学会第 99 回高度交通システムとスマートコミュ ニティ(ITS)研究会において「WiP 奨励発表賞」を受賞しました。
発表は自律移動モビリティと歩行者に関する研究です。近年配送や清掃などの自律移動ロ ボットが普及しつつありますが、本研究ではそれらのロボットがスクランブル交差点のような群衆内でも円滑に移動できる方法を提案しました。木村さんは渋谷のスクランブル交差点に出向いて歩行者の動きを観察・分析することで今回のアルゴリズムを考案し、シミ ュレーションを用いて有効性を確認しました。今後のさらなる活躍が期待されます。
受賞した木村さんは「初めての学会発表だったのでとても緊張しましたが、事前に脇田教授や研究室の皆様の前で複数回リハーサルを行ったことで、本番は自信をもって発表することができました。学会参加者の方々とのディスカッションを通じて得られた新たな知見と経験を今後の研究に活かしていきたいと考えています。」と抱負を述べました。
発表論文
題目: 局所的歩行者流を用いた群衆内自律移動モビリティ
著者: 木村 尚也, 菊地 優介, 小宮 聖司, 脇田 敏裕
受賞した木村尚也さん