【教員採用試験】過去最多の合格者数になりました
過去最多の合格者数
~教員採用試験の結果(令和5年度実施)~
教職教育センター支援室長
大畑多津雄
今年度の教員採用試験が終わりました。本学からは16名の現役生と33名の卒業生合わせて49名が受験しました。ペーパーテストを中心にした1次試験では、現役生11名、卒業生22名の計33名が合格しました。本学ではこれまでその年の受験生のほぼ半数が1次通過を果たしてきておりましたので、この1次通過率はこれまでにない好成績だと言えます。続く2次試験は面接あるいは模擬授業といった人物重視の試験になりますが、ここでも本学からの受験生は素晴らしい結果をおさめ、現役生6名、卒業生13名あわせて19名の合格となりました。確認できる過去の受験状況では、2次合格者の最多数は13名でしたから、今回の結果は過去最多の合格者数と言えます。
さらに今回特筆すべきは管理栄養学科の4年生が静岡県の実施した教員採用試験で、栄養教諭として現役合格を果たしたことです。管理栄養学科が教職課程を設置してから10年かかって初めて栄養教諭を輩出しましたが、今回の合格は現役生として初めての合格ということになります。静岡県における栄養教諭の志願者が27名いた中で、最終合格2名という難関を突破したことになります。また栄養教諭の採用試験を実施していない都道府県市も多く(ちなみに現時点で東京都、神奈川県は未実施)、採用者も全国合わせて200名前後です。それも学校給食や施設の食事を賄うといった現場での仕事に携わりながら採用試験を受ける受験生が多い中、実践的な内容の試験では不利な現役の大学生が合格を果たすということは、実に素晴らしいことです。
全国的に教職離れが進む中、教職教育センターはこれからも多くの学生が自らの職として教職に魅力を感じ、教職に就きたいと感じてもらえるように支援・指導を進めるとともに、教職を目指す学生の進路実現に向けて全力で取り組んでまいります。