ITを活用した教育研究シンポジウム2023を開催しました
3月14日(木)、「ITを活用した教育研究シンポジウム2023」が、対面とオンラインによるハイブリットにて開催されました。
本シンポジウムは、多数の教員からITを活用した教育法の研究や実践について発表いただき、その成果やノウハウの共有を行うために2006年度より毎年開催しており、今年度で18回目となります。教育におけるIT活用は社会的にも関心が高い話題であるだけに、学内外から多くの方にご参加いただきました。
開会挨拶では小宮 一三学長から、急速に進展しているITとAIの動向や先進ITを目指す本学の設備面・研究面での取り組み、全学で行なっているAI教育についての説明がありました。
続いて基調講演では、富士通Japanの原田 慶氏(教育ソリューションビジネス部 シニアマネージャー)に「大学DXの取り組み」をテーマにご講演いただきました。ニューノーマル時代に求められる教育・研究環境を実現するために、富士通Japanが多くの大学と取り組んできた大学DXの導入事例と今後の課題、また、生成AI技術を用いた提案についてご紹介いただきました。
一般講演では29件の研究成果発表が、3会場とオンデマンド配信(YouTube限定公開による動画配信)で行われました。その内容は、ITを活用した授業の成果やシステム開発に関する発表、CEATEC2023出展や高大連携講座の報告など幅広く、学部生による研究発表も3件ありました。各発表の質疑応答では、研究内容への質問や議論はもちろん、使用教材のコストなどより具体的な質問や研究の実用化に期待する声などもあり、活気のある有意義なシンポジウムとなりました。
本シンポジウムを通して共有した大学DXの最新事情や様々なIT教育研究での知見が、皆様にご活用いただけることを期待しております。ご参加いただいた方々をはじめ、開催にあたりご協力いただいた皆様に厚くお礼申し上げます。
開会の挨拶をする小宮学長
基調講演を行う原田慶氏