情報工学科学生が情報処理学会全国大会にて大会奨励賞を受賞
2022年3月4日にハイブリッド開催された情報処理学会第84回全国大会(愛媛大学城北キャンパス)において、情報学部情報工学科学部4年生(納富研究室所属)(当時)の爲近瑛太さんが「プログラミング演習におけるコーディングシーケンス共有システムの評価」というタイトルで発表を行った研究が、このたび大会奨励賞を受賞しました。
今回の受賞は、2021年8月開催のFIT2021(第20回情報科学技術フォーラム)にて爲近さんが受賞したFIT奨励賞に引き続き、連続しての2度目の受賞となります。卒業研究を精力的に継続し、創意工夫により発展させることで得た成果が学会に認められた証となりました。
本発表では、プログラミング操作の時系列データを記録・再生・共有することを可能とするシステムの改善過程と、そのシステムを実際にプログラミング演習授業に適用した際の効果について分析・考察しています。実践的なコーディングの新たな気づきをもたらす学習システムの実現と発展に向けた研究内容となります。本システムは研究室が独自開発を継続しているものです。
爲近さんは、現在、プライマル株式会社にて、ソフトウェア技術者としてシステム開発に従事されています。当時のことを振り返って、「今回、自身の成果を評価して頂けて大変嬉しくおもっております。慣れない研究の中で、実験用のシステムの開発や、学会発表をしたことは、今も自分の力になっています。ここまで来られたのは、忌憚のない意見を下さった学生の皆様や、指導、ご協力頂いた教員の皆様のおかげです。」と感想を話してくれました。今回の受賞が励みとなり、神奈川工科大学での学びが活かされること、ならびに今後の益々の発展を祈念いたします。