情報工学科卒研生が情報処理学会第85回全国大会にて学生奨励賞を受賞
2023年3月2~4日に電気通信大学(東京都調布市)にてハイブリッド開催された情報処理学会が主催する第85回全国大会〜ダイバーシティと情報処理〜において、情報学部情報工学科学部4年(納富研究室所属)の岡田竜岳さんが「プログラム編集操作情報を用いたプログラミングスキル分析支援システムの開発」、同じく、情報工学科学部4年(田中(博)研究室所属)の栗原泰晴さんが「短文手話動作の認識のためのセグメンテーションと識別精度の検討」というタイトルで研究発表を行い、大会学生奨励賞を受賞しました。
岡田さんの発表では、プログラム編集操作情報(コーディングシーケンス)を用いたプログラミング中の行動から動的な分析を行い、多面的なスキル評価を支援するシステムの提案とその評価結果を報告しました。提案手法はソフトウェア開発者の緻密なスキル判定への応用が期待されます。
栗原さんの発表では、手話文の動作から文を構成する各単語にセグメンテーション(分割)する方法を提案し、これまで研究室で取り組んできた手話単語動作の識別技術を用いて短文手話へ適用した結果を述べました。本格的な手話翻訳への道筋へとつながる成果です。
研究および学会発表について、以下のように感想を話してくれました。
岡田さん
「学生最後の学会発表で賞をいただき、大変嬉しく思います。ご指導いただいた先生、並びに普段から支えてくださった皆様に感謝すると共に今後も精進していきたいと思います。」
栗原さん
「座長や他大学の方々からの質問や他の講演者の発表内容などを聴くことができ、大学内では経験できない刺激があります。また、学会に出ることで研究する意味・目的の確認ができます。ぜひ外に研究内容を出すことを考えながら研究に取り組んでみてください。」
お二人の今後のさらなる活躍に期待したいと思います。
受賞した岡田さん
受賞した栗原さん