アジア太平洋障害者リーダー研修生の大学研修を受け入れました
ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業(受託:日本障害者リハビリテーション協会)の一環で、インドネシアから来日しているマウディタ・ゾブリタニア(愛称: ゾー)さんの大学での研修を11月10日、11日と2日間受け入れました。
ゾーさんは、車椅子を使用していますが、日本の公共交通機関を利用してどこにでも出かける積極的な方です。インドネシアのブラウィジャヤ大学をこの10月に卒業(日本文学専攻)されており、日本では障害者のバリアフリー、福祉サービス、雇用、女性障害者のエンパワメントなどを学んできました。帰国を控え、当大学のことを「障害と防災の国際セミナー(zoom webinar)」(地域連携災害ケア研究センター・地域連携・貢献センター主催)を視聴して知り、ぜひ来校したいということで研修が実現しました。
学長への表敬訪問、「相田みつを」の話題などで盛り上がりました。
附属図書館では、日本文学専攻のゾーさんは「村上春樹はありますか」などと質問していました。夏目漱石から東野圭吾まで英語版の日本文学は読破している方です。
KAIT SDGs HUBの学生や関係教員と共に、インドネシアと日本の障害者の置かれている状況の格差などを話し合いました。
2日目には、ロボット・メカトロニクス学科三枝 亮准教授の研究室にてロボット開発を身近に学びました。1年生から4年生までの参加で、自己紹介のプレゼンに始まり、学生による各研究の報告と意見交換を行いました。ゾーさんからは、「学生の皆さんや先生との対話から深い学びを得ることができ、非常に有意義な2日間となりました」との感想をいただきました。帰国後は、障害者の生活改善に活躍されることと期待しています。
神奈川工科大学では、今後も、機会あるごとに、さまざまなレベルでの国際交流を学生とともに展開していきたいと思います。
ご協力: 小宮一三学長・鷹野孝典国際センター長・小室貴紀SDGs推進主査・塩川茂樹eスポーツセンター長・三枝亮ロボット・メカトロニクス学科准教授・附属図書館・管財課・他関係教職員の方々
(文責: 地域連携・貢献センター長 小川喜道)