ホームエレクトロニクス開発学科の学生が情報処理学会で学生奨励賞を受賞
2023年3月2~4日に電気通信大学(東京都調布市)にてハイブリッド開催された情報処理学会第85回情報処理学会全国大会において、ホームエレクトロニクス開発学科4年(安部研究室所属)の山本 成世さんが「土砂災害推定システムに対応した太陽光発充電回路を搭載したメンテナンスフリー型無線センサノードの検討 」というタイトルで研究発表を行い、学生奨励賞を受賞しました。
山本さんの研究は、無線センサネットワークを用いた土砂災害推定システムなどで使用する無線センサノードのバッテリーレス化を実現するための研究です。この研究では太陽光電池と将来リチウムイオン電池の代替えとして期待されている電気二重層コンデンサ(スーパーキャパシタ)を用いた太陽光発充電回路を開発しました。さらに無線センサノードの消費電力を本提案手法で省電力化することでバッテリを一切使わずに一定周期でセンシングデータを無線で送信する技術を提案しました。
受賞した山本さんは、研究および学会発表について、以下のように感想を話してくれました。
「1年間行ってきた研究の成果のまとめとして参加させていただきました。今回の学会が初めての参加でしたが、学生奨励賞をいただいて今後の研究の進展にとっても良い刺激で、大変嬉しい限りです。」
山本さんはこの4月から本学の大学院に進学予定です。
今後のさらなる活躍に期待したいと思います。
受賞した山本成世さん