情報メディア学科の学生が情報処理学会で学生奨励賞を受賞
2023年3月2~4日に電気通信大学(東京都調布市)にてハイブリッド開催された情報処理学会が主催する第85回全国大会 ダイバーシティと情報処理において、情報学部情報メディア学科3年(鈴木研究室所属)の溝渕彩久良さんが「認知症予防のためのサイコロ型ビンゴゲームシステムの研究開発」というタイトルで研究発表を行い、大会学生奨励賞を受賞しました。
溝渕さんの研究は、超高齢化社会を迎える日本において重要な課題である、認知症を予防することを目的とした体験的なゲームシステムの開発です。本システムは、認知症の予防に有効と考えられている脳トレ、運動、コミュニケーションを同時に体験できるゲームシステムで、3つのサイコロを利用してビンゴすることを競い合う、とてもユニークなものです。システムの完成度だけでなく、高齢者施設などで実際にフィールドリサーチを実施していることが高く評価されました。また、本システムのアイデアは、特許取得に向けて手続きを進めています。
受賞した溝渕さんは、研究および学会発表について、以下のように感想を話してくれました。
「初めての学会発表で緊張しましたが、拙いながらも自分の研究を伝えきることができたので良かったです。まだ始まったばかりの研究なので引き続き励んでいきたいです。」
溝渕さんの今後のさらなる活躍に期待したいと思います。