情報工学専攻の大学院生が情報処理学会で山下記念研究賞を受賞
大学院情報工学専攻前期博士課程2年の中島悠輔さんが2019年度情報処理学会デジタルコンテンツクリエーション研究会で、最も優秀と認められる研究に選定されました。
2021年3月開催予定の情報処理学会第83回全国大会で、表彰される予定です。
発表論文は「敵対的生成ネットワーク(GAN)を用いた似顔絵生成手法の検討」というタイトルです。内容と中島さんのコメントは以下の通りです。
内容:
「顔画像を入力すると人工知能(AI)がプロのイラストレーターが描いたような似顔絵を生成するシステムについて検討しました。具体的には顔画像とプロのイラストレーターが描いた似顔絵のペアを200人程度とデータセットを準備し、人工知能の中でも画像生成に用いられる敵対的生成ネットワーク(GAN)を用いて、少ない枚数でもイラストレーターのタッチで描けるように学習を行う手法について検討を行いました。」
感想と抱負:
「初めての発表で山下記念研究賞という素晴らしい賞を受賞でき、大変うれしく思っております。今後は今回頂いた賞を糧に似顔絵の生成手法について引き続き研究を行っていきたいと考えています。また指導教員である坂内教授には日頃からご指導していただき、このような発表する機会を頂きとても感謝しています。」
また、情報工学専攻博士前期課程(2019年度修了)の有賀安央衣さんは、日本バーチャルリアリティ学会論文誌2019年度(Vol.24 No.1~No.4)に掲載された論文の中でバーチャルリアリティ研究の発展に貢献する優れた論文に選定され、日本バーチャルリアリティ学会論文賞を受賞しました。9月17日、第25回日本バーチャルリアリティ学会大会(オンライン開催)で表彰される予定です。