応用バイオ科学科 仲亀誠司准教授の研究が「生研支援センター・スタートアップ総合支援プログラム」に採択されました
応用バイオ科学科 仲亀誠司准教授の申請課題が、国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 生物系特定産業技術研究支援センター(生研支援センター)スタートアップ総合支援プログラム*の新規採択課題として採択されました。
今回、仲亀准教授は林地残材や農作物非食用部などの未利用バイオマス資源を原料として、ペットボトル(PET)等の原材料となるテレフタル酸を微生物により生産する研究を社会実装(成果の実用化)するために本プログラム(フェーズ0)に申請したところ、研究内容や将来性等が高く評価され、採択されました。
応用バイオ科学科 仲亀誠司准教授
この研究成果が社会実装されると、現在化石資源から化学的プロセス生産されているテレフタル酸をバイオマス資源からバイオ技術で生産できるようになるため、バイオマス資源の有効活用による農村地域の活性化や、テレフタル酸生産時において、地球温暖化の原因となる二酸化炭素排出量の削減が見込まれるなど、大きな社会的メリットも実現できます。
今後の仲亀准教授の研究に、ぜひご期待ください。
*スタートアップ総合支援プログラムとは
農林水産・食品分野の新ビジネス創出に資するサービス事業体の創出や新たな技術開発・事業化を支援するプログラムです。創発的研究による事業シーズの創出(フェーズ0)から開発技術の事業化(フェーズ1~3)を段階的に支援するもので、フェーズ0はスタートアップの発想段階での破壊的イノベーションに繋がる技術シーズの創出を目的とした研究を対象としたものです。(同プログラム令和3年度公募要領より、一部抜粋改変)
参考)スタートアップ総合支援プログラム・ホームページ