ホームエレクトロニクス開発学科 研究生が国際会議IEEE ICCE2021で「IEEE Consumer Technology Society ICCE2021 Outstanding Paper Award 2nd place」を受賞しました
2021年1月10日から12日に開催されたコンシューマエレクトロニクス分野のトッププロフェッショナルが集まる国際会議IEEE 39th International Conference On Consumer Electronics 2021(ICCE2021,オンライン開催)において、本学ホームエレクトロニクス開発学科の研究生の庄司直紘さん,学部4年生の國部渚さん,元村 隼さん,大学院2年生の布施 宏樹さん,安部惠一教授と帝京平成大学の難波 貴代教授の研究グループの論文がIEEE Consumer Technology Society ICCE2021 Outstanding Paper Award 2nd placeを受賞しました。
本論文はBest Paper Awardにノミネートされ,1月11日開催のBest Paper Competition Sessionで、研究生の庄司君が世界トップの研究者(海外企業及び海外大学5組)と競い合い,本賞を受賞しました.本賞は,本会議で採択された投稿論文約190件のなかから優秀な論文に対して贈呈されるものです。
■IEEE ICCE2021受賞者掲載ページ
論文名:Proposal of a Wearable Personal Concierge System with Healthcare Using Speech Dialogue Technology
著者:Naohiro Shoji, Jun Motomura, Nagisa Kokubu, Hiroki Fuse, Takayo Namba, Keiichi Abe
<コメント>
私たちの研究がトップカンファレンスであるICCE2021で最優秀候補のみが集まるAward CompetitonSessionで発表し、さらにICCE 2021 Outstanding Paper Awardsの2nd Placeを獲得することができ、とても嬉しく思います。多くの学生や企業が論文を出すなか、日本で唯一、最優秀候補に選ばれたことを誇りに思っております。熱心に指導してくださった安部惠一教授、難波先生をはじめとする研究に携わったすべての方々に深く感謝いたします。
■研究内容
本論文ではスマートグラスを用いた健康管理付きのウェアラブル型モバイル音声対話システムを提案しました。本提案技術はウェアラブル型モバイルのため場所を問わずに、好きなCGキャラクターアニメと自然会話を行え、かつ必要なときに知りたい生活情報を提供したり、毎日の健康管理及び健康アドバイスなどを行ったりする身近なパーソナルコンシェルジュのような音声対話システムについて提案しました。今回の提案システムではCOVID-19による肺炎による健康悪化をリアルタイムで検出し、その結果をCGキャラクタから利用者へ健康アドバイスを行う機能も実装しました。