研究ブランディングシンポジウム2020を開催しました
11月28日(土)に学内外より140名の参加をいただき、研究ブランディングシンポジウム2020を開催しました。今回はコロナ禍の影響でオンライン(Zoom活用)開催としました。
本事業では、本学の先進的研究を結集し、地域と連携した我国のモデルとなる高齢者支援システムの開発と社会展開を行うことを目的としています。
今回はその中間報告として「コンソシアムの形成と社会実装の基礎づくり」をテーマとし、要素技術研究の進展とプラットホーム実験システムの構築、自治体、企業、住民、学生の連携するコンソシアムの形成の状況報告が主な内容です。具体的なプログラムは以下のとおりです。
基調講演 小宮一三学長
報告と討論 (5セッションに分かれ実施)
① コンソシアムの形成・ブランディング戦略 井藤晴久機構教授、石田裕昭企画入学課部長
② 生活習慣の改善を促すロボットシステム 兵頭和人ロボット・メカトロニクス学科教授
③ 地域連携による高齢者の健康支援 高橋勝美ロボット・メカトロニクス学科教授
④ IoTスマートハウスで高度見守り 一色正男ホームエレクトロニクス開発学科教授、杉村博ホームエレクトロニクス開発学科准教授)
⑤ プラットフォームと統合サービス 松本一教情報工学科教授、金子直美看護学科准教授)
セッション別討論後、参加者全員により、課題や今後の方向性に関する意見交換が行われました。コロナ禍での高齢者支援は期待が大きい、高校生の参加を含めた地域への拡がりに期待する、データの扱いも注意が必要で研究課題とする、等有益な意見をいただきました。
今後は、今回のシンポジウムの議論を踏まえ、地域アドバイサーを中心に高齢者の方々のニーズの把握、実験システムにおける企業との予備実験、高校生参加によるコンソシアムの拡大、広報の強化等を進め、着実に成果を挙げていく予定です。