次世代自動車工学シンポジウム&日本機械学会交通・物流部門ブレーキの摩擦振動研究会共同で「第22回摩擦振動を中心とした談話会」を開催しました。
11月1日(金)、神奈川工科大学先進自動車研究所(所長:井上秀雄教授)と日本機械学会交通・物流部門ブレーキの摩擦振動研究会(主査:西脇正明客員教授)共同で「第22回摩擦振動を中心とした談話会」が開催されました。
自動車会社7社、ブレーキ部品会社15社、大学・研究機関6校、材料関係会社12社、実験・計算関連会社11社、その他2社の方々合計170名を迎えて、開催されました。井上所長の開会挨拶から始まり、今回は自動運転なども加えた多岐にわたる講演が行われて活発な意見交換がなされました。
摩擦振動を中心とした談話会は、ブレーキの摩擦振動低減技術に関する談話会として2010年に第1回(参加者28名)で発足し、その後発展して2015年の第13回(参加者158名)からは日本機械学会交通・物流部門の中の研究会の一つとなっています。次世代自動車工学シンポジウムとしては、第3回,第5回,第8回に続いての4回目の開催となりました。
(1) 開会挨拶
神奈川工科大学先端自動車技術開発研究所長 井上 秀雄 氏
(2) 自動運転実現に向けて国連法規議論状況
トヨタ自動車(株) 塩見 幸広 氏
(3) モータ制御による完全停止制動の目的と可能性検討
LINK Japan 志水 英敏 氏,慶應義塾大学 佐々木 正一 氏
(4) 静摩擦の不思議:静摩擦は静的なのか?
横浜国立大学 中野 健 氏
(5) 複素応答曲面を用いた 2 自由度系構造不安定挙動の考察
日立オートモティブシステムズ(株) 井上 映 氏
(6) 摩擦材におけるチタン酸塩の役割
大塚化学(株) 伊東 靖仁 氏
(7) 摩擦材におけるカシューパーティクルの役割
東北化工(株) 嶋田 武志 氏
講演者および聴講者は、日本を代表する技術者と研究者が多く、談話会終了後に行われた懇親会でも学会ではなされない実務レベルの詳細な意見交換もなされていました。
開催にあたり、ご協力頂いた本学内外の皆様に深く感謝いたします。
また、来年11月にも次世代自動車工学シンポジウムを本談話会開催予定なので多数のご参加をお待ちしています。
(協賛:公益社団法人 自動車技術会、一般社団法人 日本自動車部品工業会)