第4回先進自動車技術に関する大学連携国際シンポジウムを開催
神奈川工科大学において、9月4日~9月6日、「第4回先進自動車技術に関する大学連携国際シンポジウム」(4th International Symposium on Advance Vehicle Technology、略称:ISAVT 2019)が開催されました。
2016年の初回開催から4回目となる今年のシンポジウムには、日米欧亜の11大学と産業界などから合わせて158人が参加、車両運動制御、自動運転、パワートレーン、ヒューマンインターフェースなどさまざまな分野の研究成果の発表がありました。
海外からは、米国のミシシッピ州立大学、ドイツのケンプテン応用科学大学、英国のコベントリー大学、韓国のソウル国立大学、タイのチュラロンコン大学とラジャマンガラ工科大学タンヤブリ校、国内からは神奈川工科大学のほか、日本大学、名古屋大学、同志社大学、東京農工大学の参加がありました。
基調講演には、神奈川工科大学の安部正人名誉教授、ソウル国立大学のキョンスーイ教授、産業界からはコンチネンタル・オートモーティブ、堀場製作所、テュフ、エヌヴィディアの幹部が登壇しました。
本シンポジウムの最後を締めくくるパネルディスカッションでは、自動運転や新技術が単に新しさを追うのではなく、自動車技術が安全や消費者、そして社会に貢献してきた大事な歴史観とダイナミクスなどの基礎的観点から、新技術の方向性を議論し共有することができました。更に、この方向性に対し、若いエンジニアの育成についても、より具体的な方策を共有することができました。
本シンポジウムの期間中を通して、スピーカーや協賛企業の皆様、組織委員、運営スタッフの皆様すべてが明るい笑顔に満ち溢れていました。これは、質の高い発表と活発な議論、ウェルカムパーティでの懇親、更には、バンケットやテクニカルビジットを通して日本文化に深く触れ、大学間、産学間、国境間の垣根を超えて、文化と技術の交流がもたらした結果とも言えます。
神奈川工科大学では、今後ともグローバルな視点で、基礎と先進を融合した自動車研究に学生と共に精進し、文化の違う皆様と一緒になって、豊かで快適なモビリティ社会の形成に貢献していきます。
<ISAVT 2019 General Chair>
神奈川工科大学 自動車システム開発工学科 教授 井上 秀雄
<本シンポジウムに関するお問い合わせ先>
神奈川工科大学 工学教育研究推進機構 先進自動車研究所付 田近 淳
e-mail: tajika@cco.kanagawa-it.ac.jp
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電話:046-291-3159