情報工学専攻の大学院生が国際学会で学生賞を受賞しました
オーストリア ザルツブルグで9/9~9/12に開催された国際学会IWIN 2018 (International Workshop on Infomatics 2018)において、情報メディア学科坂内研究室所属の大学院情報工学専攻1年生有賀安央衣さんが発表をした"Experiments to investigate the effects of scents on vection perception" が、Student Award(学生賞) に選出されました。
この論文はAoi Aruga, Yuichi Bannai, Takeharu Seno (Kyushu Univ) の3名の共著で、香りなどの嗅覚刺激がベクション※へ与える影響を調べ、ベクションを感じる強さと香りを感じる強さに相関関係があることを示した研究です。
受賞に際し、有賀さんは「実験に協力をしてくれた研究室の皆さんや、ご指導くださった先生方のおかげで学生賞を受賞することができました。実験では、相関関係を示せたので、今後さらに逆の相互作用も詳しく調べていき、全体を検証していきたいと思います。」と感想と今後の目標を話しました。
※ベクション:自分は動いていないのに、目に映る映像が移動すると自分が動いているような感覚になること。例えば自分が乗っている電車が動いていないのに窓から見える隣の電車が左に動き出すと自分が乗っている電車が右に動いているような感覚になることをベクションが引き起こされたという。