KAIT国際月間で国際交流企画を実施しました
創立60周年記念国際シンポジウムとの連携企画として、KAIT国際月間(7月~8月)を設け、様々な国際交流企画が実施されました。
(1) 7月25日: サマースクール (先進AIの夢〜AI-Zoneのひみつ〜)
高校生を対象として、先進AI研究所の先生方(先進AI研究所長 三枝亮准教授(ロボット・メカトロニクス学科)、川崎助教(臨床工学科)、辻教授(情報工学科)、宮崎教授(情報工学科)、鷹野教授(情報工学科))により、最新のAIの仕組みを解き明かす講義とともに、AIの機能を体験する実習を行いました。また、本学で海外研修中であった留学生を交えて、AIを話題とした国際交流も実施しました。
AI講義
留学生との意見交換会
(2) 8月22、24日; アジア太平洋地域における障害者支援と防災対応についての国際セミナー
「誰一人取り残さない防災を探る」ことを目標として、地域連携災害ケア研究センター(センター長 臨床工学科山家敏彦特任教授)/地域連携・貢献センター(センター長 小川喜道名誉教授)により、2回にわたり国際セミナーをオンラインで実施しました。22日に実施した「国際交流「障害と防災」草の根ミーティング」では、10か国82名の参加登録を得て、アジア横断・防災に関するショートスピーチ・リレーを行いました。
カンボジア、身体障害 | モンゴル、身体障害 | フィリピン、聴覚障害 | 日本、聴覚障害 |
台湾、身体障害 | インドネシア、身体障害 | 日本、身体障害 | ブータン、視覚障害 |
日本、視覚障害 | コメンテータ、身体障害 |
ショート・スピーチリレー
また、24日に実施した「国際機関と共にインクルーシブ防災を考えるセミナー」では、15か国109名の参加登録を得て、アジア諸国の防災推進と、東日本大震災での経験を合わせて報告し、パネルディスカッションを行いました。
専門家と障害当事者によるディスカッション
(3) 8月21日: 生命科学についての国際ワークショップ
海外、国内から専門家をお招きし、広井教授(ホームエレクトロニクス開発学科)により、「Cell Dynamics and Chromosomal Stability」と題する国際ワークショップを実施しました。深層学習技術を用いた3次元時系列画像による細胞分析など最新の研究テーマについてのご講演とともに、活発な議論が行われました。本ワークショップには、海外からの招待講演者3名に加え、国内の大学および研究機関(大阪大学、東北大学、国立遺伝学研究所、癌研究所)の教授および大学院生が講演を行い、本学の学生および地域学生の参加交流が行われ、貴重な経験を提供することができました。
* 本ワークショップでは招待講演者の招聘資金の一部として、グレイトブリテン・ササカワ財団による助成金を使用しました。
大阪大学 深川先生の基調講演
(4) 8月18日~25日: 最先端研究による物づくり体験型イベント
主として厚木市および近隣の小中高生を対象として、広井教授(ホームエレクトロニクス開発学科)をはじめとした本学教員、学生、KAIT工房職員により、全8回にわたる体験型イベント「大学の先生、これ作って!~子供たちが夢見る 不思議・便利メカ~」を実施しました。自動運転ラジコンカー(デモ&体験)、光の量子コンピュータ(講義)、植物からのプラスチック生成(デモ)、SDGsに関する様々な取り組みの紹介(スピーチ)、視覚障害者補助システム(体験、ゲーム参加)、スマートハウスとロボット、AI(デモ&体験)、自動運転の仕組み(デモ)、環境にやさしい発電技術(デモ&体験)など、多岐にわたる分野において、子供から大人まで多くの皆様 (合計165人(当日参加者を含む)) にご参加いただき、大変盛況なイベントとなりました。
(KAIT AI Racing; V科脇田先生)
自動運転ラジコンカー
(SDGs HUB)オンライン配信実況
(R科高尾先生)視覚障害者誘導システム体験
(E科H科合同)スマートハウス体験
(金井先生、瑞慶覧先生、杉村先生、奥村先生、山崎先生、安部先生、三栖先生)
B科仲亀先生)植物からのプラスチック製造デモ
(E科高取先生)自動運転システムのデモ実験
(M科佐藤先生)さまざまなタイプの動力装置の作成、動作体験&発電方法の解説など