第8回次世代自動車工学シンポジウム&日本機械学会交通・物流部門ブレーキの摩擦振動研究会共同で「第20回摩擦振動を中心とした談話会」を開催しました
11月6日(火)午後、本学情報学部棟メディアホールにて,神奈川工科大学 先端自動車技術開発研究所(所長:井上秀雄教授)と日本機械学会交通・物流部門 ブレーキの摩擦振動研究会(主査:西脇正明客員教授)共同で「第20回摩擦振動を中心とした談話会」が成功裏に開催されました。
摩擦振動を中心とした談話会は、ブレーキの摩擦振動低減技術に関する談話会として2010年に第1回(参加者28名)で発足し、その後発展して2015年の第13回(参加者158名)からは日本機械学会交通・物流部門の中の研究会の一つとなっています。次世代自動車工学シンポジウムとしては、第3回と第5回に引き続いての三回目の開催となりました。
今回は、自動車会社7社、ブレーキ部品会社16社、大学関係3校、材料関係会社6社、実験・計算解析関係会社7社、その他10社の方々合計178名を迎えて開催されました。
下記に示すように、井上所長の開会挨拶から始まり、環境問題、鉄道用ブレーキの熱変形、将来のブレーキ、ブレーキ鳴きなど多岐にわたる講演と活発な意見交換がなされました。
(1) 開会挨拶 神奈川工科大学先端自動車技術開発研究所長 井上 秀雄 氏
(2) ブレーキディスクの環境対応 ㈱キリウ 岡村 俊和 氏
(3) ブレーキディスクのヒートスポット発生挙動評価 新日鉄住金㈱ 阪山 由衣子氏
(4) 将来ブレーキに関する一考察 三菱自動車工業㈱ 豊田 博充 氏
(5) ディスクブレーキ 面内鳴き実験解析 日清紡ブレーキ㈱ 黒川 昌孝 氏
(6) ブレーキ鳴きの引き金について 神奈川工科大学 西脇 正明 氏
講演者のみならず聴講者も日本を代表する技術者と研究者が多いので、談話会終了後に行われた懇親会でも学会ではなされない実務レベルの詳細な意見交換もなされていました。
開催にあたり、ご協力頂いた本学内外の皆様に深く感謝いたします。また、来年11月にも次世代自動車工学シンポジウムとして本談話会を計画予定なので多数の参加をお待ちしています。
(協賛:公益社団法人 自動車技術会、一般社団法人 日本自動車部品工業会)