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スペインのマドリードで開催された国際会議EECSS'18で情報メディア学科の山内俊明助教がBest Paper Awardを受賞しました

2018年8月21日~23日にスペインのマドリードで開催された国際会議EECSS'18(https://www.eecss.org/)において、情報メディア学科の山内俊明助教がBest Paper Awardを受賞しました。対象となったのは山内助教が以下のタイトルで口頭発表した論文です。

Toshiaki Yamanouchi, Shohei Anraku, Nahomi Maki, Kazuhisa Yanaka:
Interactive Holographic Pyramid Using Two-Layer Integral Photography

これは、新しい3D画像表示方式を提案するものです。ホログラフィックピラミッド(アクリルハーフミラーなどで作られた四角錐)にインテグラルフォトグラフィ(裸眼3D画像表示の一方式)を導入することで、3D物体をピラミッド内に浮かせて表示できますが、従来は奥行き方向の再現範囲が限られていました。今回発表した方式では、ピラミッドの下部だけでなく上部にも映像表示部を設け、ピラミッドの外側だけでなく内側の反射も利用することにより、高範囲の奥行きをより鮮明に表示できるようになりました。

具体的には、遠景の水草と近景の金魚の深度を大幅に変えて表示可能になりました。さらに手指用のモーションキャプチャデバイスであるLeap Motionを用いることで、手をかざすと金魚が浮上し、手をかざさなければ金魚が沈むようなインタラクションを導入しました、この技術デジタルサイネージなどに応用できるのではないかと考えております。

(右:山内助教)

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