情報メディア学科
専門知識とクリエイティブセンスを
兼ね備えた次代の表現者となる
進化するVR技術やアートとITを融合した次世代コンテンツなど、インターネットメディア、CG、アニメーション、ゲーム、音楽に加え、メディアアートの世界には多彩なコンテンツが誕生し続けています。そんな世界で活躍するクリエータ/エンジニアとなるための、“工科系大学ならではの工学的な知識・技術”と“クリエイティブセンス”を身につけられるのが、情報メディア学科の特徴。ITの基礎からスタートし、映像制作、CG制作、音楽制作まで、多様なメディアを体験的に学ぶカリキュラムを導入しています。
学びのキーワード
- ・ゲームデザイン
- ・コンピュータグラフィックス
- ・アニメーション
- ・画像処理
- ・音響/音楽制作
- ・VR/AR/メタバース
- ・VTuber
- ・プログラミング
- ・キャラクター制作
- ・動画制作配信
学科の特長
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01 ゲーム体験を変える
クロスリアリティ技術スマホでいつでもゲームが楽しめるようになった一方で、AR(仮想現実)やVR(拡張現実)を活用した最新鋭のデジタルコンテンツが注目を集めています。現実と仮想空間を融合して新しい体験を生み出す技術は、XR(クロスリアリティ)と呼ばれるもの。ゲームやアートにとどまらず、近年ではXRを活用したスポーツも誕生。今後もさらに進化したコンテンツの登場が期待されています。
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02 誰もがクリエータに
なれる時代進化する情報技術が、たった一人きりでも音楽やアニメーションの制作を可能にし、ネットを中心に人気を集める個人クリエータがますます増加しています。少人数でのヒットゲームの開発や、個人で活動するVTuberも決して珍しい存在ではありません。クリエータをめざすだけでなく、そういったクリエータを支えるエンジニアへのニーズも今後より高まっていくことでしょう。
学科の学び
学びの流れ
特色ある学び
新たなコンテンツが進化を牽引する
情報メディアの世界
クリエイティブな活動に欠かせないアーティスティックな感性だけでなく、プログラミングや画像処理など工科系大学ならではのカリキュラムで培うことができる専門知識を備えていることが、将来、情報メディアの世界で活躍するための大きな強みとなるでしょう。未来のキャリアとしてめざすのは、感性と専門知識を兼ね備えた「高度なコンピュータ技術を自在に操れるクリエータ」であり「デザインセンスを備えたエンジニア」です。
関連する専門分野を横断して
幅広く学べるカリキュラム
領域ごとの専門知識だけでなく、関連する専門分野も含めた科目を柔軟に履修できるカリキュラムを設計。映像・CG・サウンド・ヒューマン・ゲーム・システム・プログラム開発などの広範囲な領域をカバーする「メディア技術系」と「コンテンツ制作系」の科目を用意しています。領域をまたいで関連する分野の科目を履修することで、興味や関心に合わせて幅広く学習できます。文系やアート系の学生でも無理なく学べる点も、本学のカリキュラムの特色です。
クリエータ養成のための
特訓プログラムを展開
ゲーム制作を志す学生、ゲーム開発の技術を他領域に応用することをめざす学生に向けた、ゲームクリエータ養成のための特訓プログラムを実施しています。エンジニアリング、ビジュアルデザイン、企画に関する知識を、各種専門科目と連動して学んだ後、グループワークでゲーム開発に挑戦。専門的な知識と技術だけでなく、制作現場で求められる協働力を高める機会にもなります。制作物は「東京ゲームショウ」などでの展示も行い、例年高い評価を獲得しています。
さまざまな教育プログラム
ゲームクリエータ特訓
ゲーム開発に必要とされる技術や、エンタテインメントにおいて人を楽しませるための考え方は、スマートフォン、VRヘッドマウントディスプレイや、様々なセンサを応用した入力デバイス等の広がりにより、エンタテインメント産業だけでなく幅広い産業で必要とされています。
「ゲームクリエータ特訓」では、ゲーム開発に必要な技術や考え方を総合的に身につけた人材を育成するために、エンジニアリング、ビジュアルデザイン、企画の専門的な演習授業を受講する事により、技術力、表現力、発想力を磨きます。同時に、チームでのゲーム開発プロジェクトの中で実践的にゲーム開発を繰り返し行う事によって、専門的なゲーム開発の知識だけでなく、社会で必要とされるリーダーシップスキルやコミュニケーション能力を総合的に身につけた人材を育成する事をミッションにしています。
ゲームの中で重要な役割を果たすCG分野に関しては、写実的な迫力を表現する技術により様々な映像・アニメ作品で使われています。本学科のカリキュラムの「グラフィックス基礎論」「CGデザイン」「CGアニメーション」と連動して、実際の制作現場での経験豊富な教員からの少人数での指導を受ける機会を提供しています。
ゲームに限らず様々な媒体において中心的な役割を果たすキャラクタは、世界的にも大きな注目を浴び、活用されています。キャラクタクリエーションに関しては、本学科のカリキュラムの「キャラクタ概論Ⅰ・Ⅱ」「キャラクタ創作論」「キャラクタ制作」と連動し、映像、出版、ゲームなどのメディアにおいて実際に活用できる本格的なキャラクタ作りを実際の現場での制作経験豊富な教員から学び機会を提供しています。
海外情報メディア研修 国際情報メディア実習
本学科では充実した海外研修カリキュラムが組まれています。「海外情報メディア研修」はアメリカで実施されており、サウスシアトルカレッジで英語学習を行った後、デジペン工科大学で「ゲームデザイン」と「キャラクタデザイン」の専門研修を行っております。「国際情報メディア実習」は、日本の本学キャンパスで開講されており、協定校であるデジペン工科大学から、アメリカの大手アニメーションスタジオでの制作経験のある講師を招聘して、アニメーション制作を学びます。
協定校
- アメリカ デジペン工科大学
- アメリカ レイクワシントン工科大学
- スウェーデン ゴットランド大学
- フランス フランス国立工芸大学
- アメリカ レイクワシントン工科大学
- スウェーデン ゴットランド大学
制作の成果を国内最大級イベント「東京ゲームショウ」で発表
制作した作品を多くの人に披露する機会は、自身の力を試す舞台であるとともに、制作のモチベーションを高めるきっかけになるものです。本学科では千葉県・幕張メッセで開催される「東京ゲームショウ」に大学ブースを設けて、教育・研究成果を展示発表しています。「ゲームクリエータ特訓」の制作物をはじめとして、ユニークな研究や制作物が一般の来場者からも、例年多くの注目を集めています。
実験・研究施設
情報学部棟が学びを
強力にサポート
情報学部棟には大容量のネットワーク環境の下、本格的なスタジオや最先端の実験・研究設備、学びのサポート施設の整備など、学びと研究の可能性を大きく広げるための充実した設備が導入されています。
バーチャルリアリティ実験室
人の動きをデジタル的に記録するモーションキャプチャや、背景の合成ができるブルーバック撮影のシステムが導入されています。
メディア工房
学生が自主制作を行える場所です。管理運営も含めて、工房のすべてを学生の力で支えています。
映像編集室
1、2年生の学生が主体となり、情報学部のイベント撮影や紹介VTRなどの映像を制作しています。
サウンドクリエイティブスタジオ
録音ブースと調整・編集ブースに分かれ、48chマルチトラックレコーディングを可能とするなど、クオリティの高い環境でサウンドコンテンツの制作が行えます。
資格取得サポート
取得可能な資格・免許
- ・基本情報技術者試験受験資格
- ・応用情報技術者試験受験資格
- ・C言語プログラミング能力認定試験受験資格
- ・無線従事者受験資格
- ・ITパスポート試験受験資格
- ・データベーススペシャリスト試験受験資格
- ・エンベデットシステムスペシャリスト試験受験資格
- ・JAVAプログラミング能力認定受験資格
- ・ネットワークスペシャリスト試験受験資格
- ・情報セキュリティアドミニストレータ試験受験資格
- ・情報セキュリティスペシャリスト試験受験資格
- ・情報処理活用能力検定受験資格
- ・画像情報技能検定受験資格
- ・CGクリエイター検定受験資格
- ・Webクリエイター検定受験資格
- ・CGエンジニア検定受験資格
教育目的と各種ポリシー
- 知識・リテラシー
- (1) 情報メディアの理解に必要な情報、数理の基礎学力を持ち、関連する自然科学や工学の知識や基礎技術を体系的に理解できる。
- (2) 情報メディア技術者として必要な情報技術、データサイエンスのリテラシーを身に付けている。
- 課題解決力
- (3) 基礎知識と技能を活用し、多面的な視点から物事を考え、情報メディア、コンテンツ制作技術に関する課題を発見し解決するとともに、新たな価値形成を見出すことができる。
- (4) 情報メディアやコンテンツ制作の分野に関する知識を体系化し、他者との考察をもとに論理的にかつ発展的に導出した応用課題や目標に対して、多面的な視野のもとで解決を行い、成果を論理的に説明する能力を身に付けている。
- 学修に向き合う力、情報技術者としての人間性
- (5) 情報メディア技術者やコンテンツ制作者及び社会人として活躍するためのコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を有し、他者と協働して目標を実現する力を身に付けている。
- (6) 主体的な学修・探究活動・実験実習による検証等に取り組む姿勢を身に付けている。また、情報メディア技術者やコンテンツ制作者としての社会的責任を理解し、情報メディア技術者やコンテンツ制作者としての倫理観を身に付けている。
- 知識・リテラシー
- (1) 専門基礎導入科目の講義と演習を通して、情報メディアとコンテンツ制作の技術の理解に必要な情報と数理の基礎学力を修得する。この基礎学力とは、計算のみならず、数理の考え方を身に付けることで、身の回りの事象との関連性を論理的に理解することをいう。以上を踏まえて、情報技術基礎導入科目群(学部共通)を修得するとともに、(情報メディア)基礎ユニットを通して、関連する自然科学の知識や基礎技能を体系的に理解する。
- (2) 共通基盤科目の数理情報系分野におけるICT(情報通信技術)関連科目を初年次に学修した上で、データサイエンスにおけるリテラシーを身に付ける。さらに、プログラミング科目においては基礎的なプログラミングを学びながら論理的な思考力を修得する。特に、学科固有の専門基礎科目については、必要なデータ処理やプログラミングを通して、現代の情報メディア技術者やコンテンツ制作者としての実践的な技能を身に付ける。
【学修成果の評価方法】
共通基盤教育科目、専門基礎導入科目、そして専門基礎科目における試験、小テスト、レポート、演習で評価する。
- 課題解決力
- (3) 専門科目のユニットプログラムでは、多面的で多角的な視点から物事を考え、情報メディアやコンテンツ制作の技術に関する問題を解決する過程を学ぶ。学科固有の専門科目ではコンピュータを利用しながら情報メディアを取り巻く事象やコンテンツ制作に必要な技術を学ぶ。(情報メディア)応用ユニットでは、情報メディア技術の評価やコンテンツ制作課題を通して報告書をまとめる過程で、様々な事象と講義で得た知識を関連付けて考えることができる能力を身に付ける。学ぶ領域は、情報メディア技術およびコンテンツ制作に関する分野から選択する。
- (4) 主に(3)年次以降のユニットプログラムを通して、情報メディアに関する表現技術・制作技術・エンジニアリングなど各技術を体系化し、発見した課題についての分析的な問題解決能力を修得する。さらに、卒業研究では研究計画の立案や必要な調査を主体的に行い、そして、報告書の作成や発表を通して、第三者にその内容を論理的かつわかりやすく伝える能力を身に付ける。
【学修成果の評価方法】
ユニットプログラムでは、課題達成状況やその到達プロセス、プレゼンテーションなどにより多面的に評価する。
- 学修に向き合う力、情報技術者としての人間性
- (5) 社会人として必要な教養は共通基盤科目全般で学び、特に情報メディアに関する技術者像やコンテンツ制作者像は倫理系科目やキャリア系科目などを通して学ぶ。その上で、社会で役立つ技術者および制作者として必要な能力を理解するとともに、専門基礎科目および専門科目のユニットプログラムでの実践を通して、他者と協働してコミュニケーションを取りながら課題を解決する能力を身に付ける。特に、情報メディア分野ではコミュニケーション能力が重要となるため、専門基礎導入科目の情報社会系科目を通してこれらを学ぶ。
- (6) 情報メディアの技術開発やコンテンツ制作に関連する科目では、それぞれの技術の応用やコンピュータの利用だけでなく、継続的な粘り強い取り組みの重要性を理解する。将来の技術者としての倫理観は共通基盤の倫理系の科目および専門基礎導入科目の情報社会系科目で学ぶとともに、卒業研究における総合的な学びの中で身に付ける。さらに、研究活動を行う能動的な態度を活かしながら、情報メディア技術者およびコンテンツ制作者として必要な探究力を身に付ける。
【学修成果の評価方法】
共通基盤科目および専門基礎導入科目の情報社会系科目では、試験、小テストやレポートで内容の理解度を評価する。卒業研究では、活動状況(計画立案、遂行状況、コミュニケーション等)や卒業論文のまとめ方、そして複数の教員による発表審査結果を総合的にルーブリック等で評価する。
求める人材像
本学のAPに該当し、また次の 1~3 に該当する人および該当しようとする人を求めます。
- <知識・リテラシー> 情報メディアの理解に必要な情報と数理の基礎学力を高めようとする意欲がある。
- <課題解決力> 情報メディアの基礎知識・技能を活用し発展的に物事を考えようとする意欲がある。
- <学修に向き合う力、情報技術者としての人間性> 粘り強く学修・探究活動・実験等に取り組む意欲のある人。
選抜の方法
情報メディアを学修するために必要な高校段階までに身に付けた基礎学力や情報メディアを学修する多様な意欲を把握するため、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜を実施します。
選抜の詳細
面接や実験の内容、学力試験科目等の詳細は、大学案内、本学ホームページによりお知らせします。
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