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INFORMATION NETWORK / COMMUNICATION

情報ネットワーク・
コミュニケーション学科

世界中の暮らしと産業をつなげる
快適で安全なネットワークを創造する

コンピュータ同士をつなぐ情報ネットワーク技術は、WebサイトやSNS、オンライン会議や授業、動画配信、eスポーツなど、人々の生活の中に幅広く浸透しています。さらに、クラウドコンピューティングやさまざまな機器をネットワークに繋ぐIoTにより、医療や金融、交通、電力、教育など、あらゆる産業にさらなる発展をもたらすと期待されています。本学科ではネットワーク上での人、社会、システムの相互間のコミュニケーションに関する研究を行い、コンピュータとネットワークの両方の技術を身につけた、今一番社会が求めているエンジニアを育成します。

学びのキーワード

  • ・次世代ネットワーク
  • ・大容量データ通信
  • ・5G/Wi-Fi
  • ・クラウドサービス
  • ・VR/AR/メタバース
  • ・ウェアラブル端末
  • ・システム/アプリ開発
  • ・宇宙/衛星通信
  • ・スマートシティ
  • ・情報セキュリティ
  • ・マルウェア対策
  • ・認証技術

FACILITIES 学科の特長

  • 01 進化するネットの
    安全性を保つために

    情報技術はいまや自動車、医療、金融など、人の命や財産に関わる分野でも活用が進んでいます。そこで重要度が増しているのが、情報セキュリティの技術です。高度化・巧妙化するサイバー攻撃の裏側ではAIの活用が進んでおり、安全性を守る側にもAIの活用が不可欠だと言われています。情報技術と社会が切り離せない密接な存在になるほど、その安全性も高度に保たれなければいけません。

  • 02 大容量ネットワークは
    生活をどう変える?

    5Gや光ネットワークの登場など、情報ネットワークは通信容量を拡大し続け、いまではスマホでも膨大なデータがやり取りできるようになりました。超高速大容量通信ネットワークは、自動運転やドローンによる遠方配送、遠隔手術、膨大なデータ収集を行うスマートシティなどの実現に欠かせません。世界を変える技術を生み出す重要なインフラとして期待されています。

学科の学び

学びの流れ

特色ある教育

「第4のインフラ」と呼ばれる
情報ネットワークを支える

日々の暮らしやビジネスに欠かせない情報通信技術。そのネットワークはいまや、電気・ガス・水道に次ぐ『第4のインフラ』と呼ばれるほど、社会を支える重要な基盤となっています。本学科で学ぶのは、情報ネットワークの仕組みと、その品質を快適で安全なものとし、新たな領域でのネットワーク活用を実現する技術開発です。情報通信量の増加といった問題、クラウドや高速通信といった新技術への対応など、さまざまな課題の背景には大きな可能性が秘められています。

多彩な領域でのネットワーク
活用を見据えた幅広い学び

すべてのモノがネットワークでつながるIoTの発展により、情報ネットワークは医療・金融・交通・教育・電力・生活などあらゆる産業で活用されています。通信容量や速度のみならず、安全性やネットワークを活用するためのアプリケーション開発も、情報ネットワークを学ぶ上で欠かせない要素。本学科では専門科目を「ネットワーク」「セキュリティ」「アプリケーション」の3分野に区分し、幅広いフィールドでの技術開発・技術改善を実現する専門性を身につけます。特に、情報ネットワーク技術に関する講義は他大学より多いことが学科の特長の1つです。講義で学んだ技術の理解を深めるための演習や実習も充実しています。

ネットワークエンジニアに欠かせない
協働力を身につける

講義と実験・実習を組み合わせ、体験から知識の定着を図るユニットプログラムを1年次後半から実施。「基礎」「応用」「専門」と年次ごとで段階的に専門性を深められる設計としています。また多くの人が関わる情報ネットワークの分野では、コミュニケーション能力などチームワークを構築する力が欠かせません。ユニットプログラムでグループ実習を積み重ねることにより、専門的な知識と技術に加え、他者と協働するための素養も培うことができます。

学びを支えるネットワーク環境

国内トップクラスの超広帯域ネットワーク

情報ネットワーク・コミュニケーション学科では、学術ネットワークに国内トップクラスの100Gbpsで接続された実験ネットワークを学生主体で構築・運用すること通じて、学生に最先端のネットワーク環境と実践の機会を提供しています。 学生が日常的にネットワークの先端技術を体験することで、革新的なネットワーク技術のアイデアを生み出す土壌を提供します。 さらに、400Gbpsの研究用ネットワーク設備も完備しており、学生はこの設備を使用して、通信技術の最前線での研究に挑戦できます。

情報ネットワーク・コミュニケーション学科は、ただの学びの場ではありません。未来のネットワークを創造する舞台です。 ここでは、学生が次世代のネットワークエンジニアとして羽ばたくための知識と経験を得ることができます。 情報ネットワーク・コミュニケーション学科で、新しいネットワークの礎を作り上げましょう。



実験ネットワークの構成

400Gbpsのネットワーク設備



実践的な学びのフィールド

情報ネットワーク・コミュニケーション学科では、授業の枠組みを超えた、実践的な学びのフィールドを提供しています。 学生は授業で単に理論を学ぶだけでなく、実験ネットワークを自らの手で運用し、ネットワークの設計・構築に挑戦できます。 これは、安定したサービスを提供するための貴重な経験となります。

さらに、意欲的な学生には、国内最大のネットワーク技術展示会(Interop Tokyo)への出展や、企業や研究機関との共同実験(さっぽろ雪まつりの8K映像配信)に参加するチャンスがあります。 これにより、学生は現場のネットワークエンジニアと協働し、実際の現場で求められるスキルを磨く絶好の機会となります。

これらの取り組みは、他の大学にはない、情報ネットワーク・コミュニケーション学科独自の取り組みです。 本学科は、学生が将来のイノベーターとして活躍できるよう、実践的な学びのフィールドを提供することに注力しています。 情報ネットワーク・コミュニケーション学科で、あなたの可能性を広げ、未来を切り拓く第一歩を踏み出しましょう。



国内最大のネットワーク技術展示会Interop Tokyo

さっぽろ雪まつりの8K映像配信

実験・研究施設

超広帯域実験用
ネットワーク設備

産学官連携による新世代ネットワークを研究するため、100Gbpsを超える超高速なネットワークで外部のテストベッドネットワークに直結しています。将来のネットワークエンジニアを目指す学生にとって、日本でも数少ない最先端の設備を使った実践的な環境を提供しています。


テストベッドネットワーク

8K超高精細映像処理システム

超広帯域実験ネットワーク設備を活用して、8K(約3300万画素)の超高精細動画を圧縮しないで複数地点に配信するシステムです。本システムの活用により、Interop Tokyo 2019にてBest of Show Awardの「アカデミック部門」ファイナリストに選出されました。


Interop Tokyo 2019 best of Show Award アカデミック部門
研究成果(2022年
研究成果(2024年)


学びのメインステージ、
情報学部棟

大容量のネットワーク環境の下、最先端の実験・研究設備や、安心のセキュリティシステム、本格的なスタジオも備え、充実の学びをサポートします。情報ネットワークの未来を、ひと足早く体感してください。

資格取得のサポート

シスコ認定の取得支援



情報ネットワーク・コミュニケーション学科では、夏期休暇と春期休暇を活用して、学生がシスコ認定資格を取得するための全面的な支援を行っています。シスコ認定資格は、ネットワークエンジニアにとって不可欠であり、専門的なキャリアを築く上で大きなアドバンテージとなります。 神奈川工科大学はシスコネットワーキングアカデミーの認定校であり、学生はシスコが提供する最新の教材を使用して、ネットワーク技術の理解を深めることができます。シスコ認定インストラクターや実務経験者がわかりやすく丁寧に指導する体制を整えています。この講座では、座学に加えて、実際のネットワーク設定を行いながら学ぶ実践的な訓練を通じて、理論だけでなく実技も習得できるようになっています。 本学科で資格取得する強みは次の通りです。

本学科のカリキュラムは他大学よりもネットワークに関する授業が多いことが特長であり、資格に関連した専門知識を事前に授業で学べるので、資格に必要な知識や技術を理解しやすくなっています。
・資格取得に向けて、模擬試験をオンデマンドで何度でも受験できる環境を整えており、学生が自信を持って本試験に臨めるよう支援しています。
・講座に参加した学生は、NTT東日本などのNTTグループ会社や通信建設業界大手の協和エクシオといった優良企業への就職率が高いことも、本学科の大きな特長です。

本学科でシスコ認定資格の取得を目指し、将来のキャリアアップにつながる一歩を踏み出しましょう。



取得可能な資格・免許

  • ・基本情報技術者試験
  • ・応用情報技術者試験
  • ・C言語プログラミング能力認定試験
  • ・ITパスポート試験
  • ・データベーススペシャリスト試験
  • ・エンベデットシステムスペシャリスト試験
  • ・JAVAプログラミング能力認定
  • ・ネットワークスペシャリスト試験
  • ・情報セキュリティアドミニストレータ試験
  • ・情報セキュリティスペシャリスト試験
  • ・情報処理活用能力検定
  • ・画像情報技能検定
  • ・シスコ技術者認定試験 CCNA
  • ・シスコ技術者認定試験 CCNP
  • ・Linux技術者認定試験(LPIC)
  • ・LinuC試験

教育目的と各種ポリシー

  • 知識・リテラシー
    • (1) 情報ネットワークの理解に必要な情報、数理の基礎学力を持ち、関連する自然科学の知識や基礎技術を体系的に理解できる。
    • (2) 情報ネットワーク技術者として必要な情報技術、データサイエンスのリテラシーを身に付けている。
  • 課題解決力
    • (3) 基礎知識と技能を活用し、多面的な視点から物事を考え、情報ネットワーク、情報技術に関する課題を発見し解決するとともに、新たな価値形成を見出すことができる。
    • (4) 情報ネットワーク分野に関する知識を体系化し、他者との考察をもとに論理的にかつ発展的に導出した応用課題や目標に対して、多面的な視野のもとで解決を行い、成果を論理的に説明する能力を身に付けている。
  • 学修に向き合う力、情報技術者としての人間性
    • (5) 情報ネットワーク技術者及び社会人として活躍するためのコミュニケーション能力、プレゼンテーション能力を有し、他者と協働して目標を実現する力を身に付けている。
    • (6) 主体的な学修・探究活動・実験実習による検証等に取り組む姿勢を身に付けている。また、情報ネットワーク技術者としての社会的責任を理解し、情報ネットワーク技術者としての倫理観を身に付けている。
  • 知識・リテラシー
    • (1) 専門基礎導入科目の講義と演習を通して、情報ネットワークと情報技術の理解に必要な情報と数理の基礎学力を修得する。この基礎学力とは、計算のみならず、数理の考え方を身に付けることで、身の回りの事象との関連性を論理的に理解することをいう。以上を踏まえて、情報技術基礎導入科目群(学部共通)を修得するとともに、情報ネットワーク基礎ユニットを通して、関連する自然科学の知識や基礎技能を体系的に理解する。

    • (2) 共通基盤科目の数理情報系分野におけるICT(情報通信技術)関連科目を初年次に学修した上で、データサイエンスにおけるリテラシーを身に付ける。さらに、プログラミング科目においては基礎的なプログラミングを学びながら論理的な思考力を修得する。特に、学科固有の専門基礎科目については、必要なデータ処理やプログラミングを通して、現代の情報ネットワーク技術者としての実践的な技能を身に付ける。

    【学修成果の評価方法】

    共通基盤教育科目、専門基礎導入科目、そして専門基礎科目における試験、小テスト、レポート、演習で評価する。

  • 課題解決力
    • (3) 専門科目のユニットプログラムでは、多面的で多角的な視点から物事を考え、情報ネットワークや情報技術に関する問題を解決する過程を学ぶ。学科固有の専門科目ではコンピュータを利用しながら情報ネットワークの構築に必要な技術を学ぶ。情報ネットワーク応用ユニットではソフトウェア開発やデータ分析を通して報告書をまとめる過程で、様々な事象と講義で得た知識を関連付けて考えることができる能力を身に付ける。学ぶ領域は、情報ネットワーク工学全般、情報セキュリティ、ネットワークアプリケーションの各分野から選択する。

    • (4) 主に(3)年次のユニットプログラムを通して、情報ネットワークに関するネットワーク技術、セキュリティ技術およびアプリケーション技術の原理や機能の知識を体系化し、発見した課題についての分析的な問題解決能力を修得する。さらに、卒業研究では研究計画の立案や必要な調査を主体的に行い、そして、報告書の作成や発表を通して、第三者にその内容を論理的かつわかりやすく伝える能力を身に付ける。

    【学修成果の評価方法】

    ユニットプログラムでは、課題達成状況やその到達プロセス、プレゼンテーションなどにより多面的に評価する。

  • 学修に向き合う力、情報技術者としての人間性
    • (5) 社会人として必要な教養は共通基盤科目全般で学び、特に情報ネットワークに関する技術者像は倫理系科目やキャリア系科目などを通して学ぶ。その上で、社会で役立つ技術者として必要な能力を理解するとともに、専門基礎科目および専門科目のユニットプログラムでの実践を通して、他者と協働してコミュニケーションを取りながら課題を解決する能力を身に付ける。特に、情報ネットワーク分野ではコミュニケーション能力が重要となるため、専門基礎導入科目の情報社会系科目を通してこれらを学ぶ。

    • (6) ソフトウェアの設計・開発に関連する科目では、情報ネットワーク技術の応用やコンピュータの利用だけでなく、継続的な粘り強い取り組みの重要性を理解する。将来の技術者としての倫理観は共通基盤の倫理系の科目および専門基礎導入科目の情報社会系科目で学ぶとともに、卒業研究における総合的な学びの中で身に付ける。さらに、研究活動を行う能動的な態度を活かしながら、情報ネットワーク技術者として必要な探究力を身に付ける。

    【学修成果の評価方法】

    共通基盤科目および専門基礎導入科目の情報社会系科目では、試験、小テストやレポートで内容の理解度を評価する。卒業研究では、活動状況(計画立案、遂行状況、コミュニケーション等)や卒業論文のまとめ方、そして複数の教員による発表審査結果を総合的にルーブリック等で評価する。"

求める人材像

本学のAPに該当し、また次の 1~3 に該当する人および該当しようとする人を求めます。

  • <知識・リテラシー> 情報ネットワークの理解に必要な情報と数理の基礎学力を高めようとする意欲がある。
  • <課題解決力> 情報ネットワークの基礎知識・技能を活用し発展的に物事を考えようとする意欲がある。
  • <学修に向き合う力、情報技術者としての人間性> 粘り強く学修・探究活動・実験等に取り組む意欲のある人。

選抜の方法

情報ネットワークを学修するために必要な高校段階までに身に付けた基礎学力や情報ネットワークを学修する多様な意欲を把握するため、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜を実施します。



選抜の詳細

面接や実験の内容、学力試験科目等の詳細は、大学案内、本学ホームページによりお知らせします。