KAIT WORKSHOP KAIT工房
学生のものづくりに対する夢や希望をかなえる場所、気軽にものづくりの楽しさを体験できる場所として、2008年春、創作活動専用の施設「KAIT工房」が完成しました。建物は内部に仕切りがなく、森をイメージした305本の柱が天井を支えています。ガラスの壁で囲まれた、約2,000㎡という広大で落ち着いた空間の中で、学生の自主的・創造的活動を促進していくため、設備等を提供し、専門スタッフによる助成、助言等を行います。「施設」「設備」「道具」「アドバイス」などの面で、学生の自由な創作活動を支援しています。
設計は神奈川県出身の建築家、石上純也氏。日本建築学会作品賞、日本建築業協会BCS賞など多数の賞を受賞しています。
【一般の方】見学を希望される方へ
KAIT工房でのものづくり
課題や研究のためのものづくり
本学の学生たちは、課題や研究のために一から「部品」を作ったり、授業の課題解決のためにチームでものづくりをしたりすることも多く、そのためにKAIT工房を利用する学生もたくさんいます。
KAIT工房は「設備」や道具が揃っているだけでなく、企業や学校などでものづくりに携わっていた専属のスタッフから「アドバイス」も受けられます。
趣味のものづくり
陶芸で茶器、鋳造や七宝でアクセサリー、サンドブラストでグラスデザインなど、趣味で作品作りを楽しむ学生も多くいます。他にも、一人暮らしの部屋で使う本棚などを作ったり、両親や友人へのプレゼントを作ったりする学生もいて、それぞれの目的でKAIT工房を利用しています。
イベント紹介
「ものづくり夢体験」
厚木市内小学4~6年生を対象
ものづくり夢体験は、小学生の時からものづくりの場を提供し、その楽しさや魅力を実感してもらうことで、エンジニアや研究者を夢見る子どもたちが増えてくれることを期待しての試みとして始まりました。例年たくさんのご応募をいただき、年によって内容は変わりますが、陶芸・木工・サンドブラストなどの体験に、目を輝かせながら取り組む子どもたちの姿が見られます。開催時期は夏と冬、年に計4回の開催となります。
「サマースクール」、「高大連携講座」
高校生を対象
夏休みに行われるサマースクールでは、「KAIT工房ものづくりチャレンジ」と題して、3Dプリンタやレーザー加工、サンドブラスタなどの設備の仕組みや使い方を習い、実際にものづくりの体験をします。
教育交流協定を締結している高校の生徒を対象とした「高大連携講座」では、茶道部の生徒が陶芸で茶器を製作しています。
抹茶茶碗の製作
「ものづくり教室」、「出前授業」
地域からご依頼
地域の公民館からの依頼を受けて、夏休みに小・中学生を対象とした「ものづくり教室」を開催しています。
また、近隣の保育園からの依頼を受け、工房職員が保育園に出向いて「出前授業」を行っています。缶バッチ作りや、卒園製作として陶芸の時計作り、サンドブラストでのマイグラス製作などを行ってきました。
缶バッチ作り
このような活動を通して、子どもたちにものづくりの楽しさを広め、地域貢献の役割を果たしています。