本学の進むべき方向
「学生本位主義」をさらに推進
明るく充実したキャンパスライフが送れる環境の中で、学生の皆さんが、一人ひとりの可能性を見出し、良さを伸ばすことができる「力と自信がつく教育」を実践します。そして、皆さん自身の良さが発揮できる就職、進学のための学生支援を徹底して行う、これが本学の学生本位主義です。この学生本位主義に基づく教育・研究活動を今後さらに進めて参ります。ここでは、6つのテーマ、「本学が進める3つの分野」「教育について」「グローバル化をめざして」「先進技術研究について」「就職について」「学生の教育、生活環境づくりの充実」について、今後、さらに進めていく方向を紹介させていただきます。
本学が進める3つの分野
現在、機械系、電気系、化学・バイオ系から情報系、生命・健康系まで、3学部10学科が設置されています。それぞれの学科で熱心な教育と先進的な研究がなされていますが、重点研究分野として、「情報(情報システム、ロボット、ヒューマンメディア等)」「環境・エネルギー(環境、太陽エネルギー、安全・安心等)」「生命(バイオ、栄養生命、看護、臨床工学)」の3つを設定、ほぼ同数の教員を配置し、本学の進むべき方向としています。
教育について
すべての基盤となる知識と能力育成に力を入れながら、専門分野の構成を導入、基礎、応用とより理解を深められるよう一体化して、社会に出て活躍できる土台作りをしっかりと行っています。また、アクティブ・ラーニングの理想型と言える研究室教育、ユニットプログラムもさらに充実していきます。加えて、ITを活用した教育の研究、実践に意欲的に取り組んでいる本学の強みを活かした教育を、これからも全学的に展開していきます。
グローバル化をめざして
グローバル化社会に対応できる国際理解、視野を広げ、英語をツールとして使いこなす力を在学中に養ってもらいたいと考えています。そのため、本学ではネイティブの先生が常駐するイングリッシュ・ラウンジを開設しました。このラウンジでは、実践的な英会話力を身につけることができます。また、海外で見聞を広げてもらうため、現在の海外研修制度をさらに充実させるとともに、グループでの海外旅行までも支援していきます。
先進技術研究について
大学は基礎研究を主に行い、その成果をもとに企業は製品化の研究を行うのが一般的です。しかし本学ではこれに加え、自動車技術・映像・健康分野における製品化のための研究を進めています。製品化を目的とした研究施設「先進技術研究所」を設置するとともに、近年では神奈川県立産業技術総合研究所と協定するなど、企業と連携しながら研究を日々進めており、神奈川工科大学発の商品も生まれつつあります。
就職について
本学は就職率が高い大学です。きめの細かい就職支援を行っておりますので、当然の結果と考えております。これからも、学生の皆さん、一人ひとりの良さを十分に発揮できる就職支援をさらに進めていきたいと思います。そのためには企業研究を徹底して行い、学生一人ひとりとの理想的なマッチングの実現をめざします。就職してからの卒業生の活躍度が最も高い大学となることを目標としていきたいと考えています。
学生の教育、生活環境づくりの充実
本学は災害や地震に強い大学です。キャンパスの地盤は、地下約7~8mで玉石まじりの砂礫(サレキ)層となっており、地下水位もさらに低く少ないため、液状化の心配がなく、海抜は63m、そして、校舎施設は、阪神大震災、東日本大震災後に設置された建物が全体の64.5%であり、その他の建物含めた全体の耐震化率は97.3%となります。また、学生が楽しめる環境作りにも力を入れ、誰でもがいつでも、ものづくりを楽しめる約2,000㎡のKAIT工房、そして、約4,100㎡の建造物・KAIT広場も2020年に完成しました。