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教員採用試験に向けて

教員採用試験は、公立学校と私立学校では選考方法が異なっています。
基本的には当該学校の設置者が教員を採用しますので、設置する機関等が採用試験を実施します。公立学校の設置者は都道府県や市町村ですが、政令指定都市を除く市町村立学校は都道府県立学校と同様に都道府県が実施し、政令指定都市立学校は独自に実施します。また、私立学校は当該学校そのものが設置者となりますので、それぞれの学校が採用しています。

情報の収集

各都道府県・政令指定都市の教員採用試験実施要項は、毎年4 月~6 月に発表されることが多く、当該年度の詳細はその実施要項にしたがうことになります。例年、大きく変わることはありませんので、できるだけ早い時期から受験する過去の実施要項等を入手し、過去に実施された採用試験の状況や傾向等を知った上で準備をすると効率的かつ効果的な受験対策ができます。具体的に受験をしようとしている教員採用試験には、次のような情報を収集しておく必要があります。なお、「教職教育センター支援室」は、ほぼすべての都道府県・政令指定都市の募集要項を入手しているので閲覧ができます。利用してください。

  1. 受験都道府県・政令指定都市の採用試験スケジュール
    複数を受験する場合は、試験日等に重複がないかを調べる。
  2. 1次試験と2次試験の具体的な実施内容
    筆記試験・面接・論作文・模擬授業などが1 次試験、2 次試験のどちらで実施され、その内容はどのようなものかを調べる。
  3. 筆記試験の実施分野・時間配当・解答方法等
    過去の実施問題をできるだけ多く入手し、解答方法(マークシート式か、記述式か)や出題の傾向等を事前に調べる。
  4. 面接試験の具体的な方法
    面接には、個人面接・集団面接・集団討論等などがあるので、実施方法や内容さらに過去の質問例などを調べる。
  5. 論作文試験の内容
    出題方法や文字数の制限及び過去の出題テーマなどを調べる。
  6. 模擬授業の具体的な展開
    配当時間や領域、授業形態など模擬授業の具体的な実施方法や学習指導案の概要、さらに、チョーク・模造紙・教材など事前に準備できるものや制限されるものがあるかを調べる。
神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験について - 神奈川県ホームページ (pref.kanagawa.jp)
横浜市公立学校教員採用候補者選考試験 横浜市 (yokohama.lg.jp)
教員採用案内|東京都教育委員会ホームページ (tokyo.lg.jp)


教員採用試験の受験対策

教員採用試験に合格するためには受験都道府県・政令指定都市の試験情報を十分に知った上で準備し、各試験で十分な成果を上げる必要があります。そのためには、皆さんが早い時期から受験対策を行う必要がありますが、「教職教育センター支援室」では、皆さんを支援するため様々な受験対策を行っていますので積極的に利用してください。

教員採用試験は、4 年次の7 月に実施されるため、本格的な受験対策は、遅くとも1 年前(3 年次の7 月頃)から計画的に進める必要があります。そこで「教職教育センター支援室」では、合格のための受験対策を毎年、7 月から翌年6 月末までの中で計画的に設定、実施しますので、教員を目指す人はこのスケジュールに基づいて準備をしてください。また、1、2 年生でも教員志望が確定している人は、3 年生と一緒に準備をすれば、合格の可能性が高くなりますので、1、2 年次からでも参加してください。

【受験対策1】一般教養・教職教養・教科専門等の筆記試験対策

筆記試験は、教員になるために必要な知識を問う問題が出題されます。
一般教養は、高校で学習した程度の基礎的な内容が出題され、教職教養は教職課程で学んだ内容をはじめ教職に携わる場合に必要な内容が出題されます。教科専門は、高校での学習内容に加え大学での基礎的な内容が多く出題されます。したがって、1 年次から一般教養はしっかり身に付ける努力をするとともに、大学で学ぶ教職課程の履修も1 年次から集中し、学習する必要があります。一方、教科専門については、特に、高校での学習内容を反復演習し力を付けておくことが重要です。その上で、次のような受験対策に積極的に参加してください。

●対策講座の実施 
 一般教養・教職教養・論作文・面接等に関する講義と演習を計画的に実施します。
 ①夏期集中講座(8 日間30 コマ・大手予備校講師)
 ②春期集中講座(8 日間30 コマ・大手予備校講師)
 ③直前対策講座(3 日間6 コマ・大手予備校講師等)

●公開模試(大手予備校)や本県実施問題の受験
 3年次の7月から受験対策を始め、計画的に全国公開模試や本県が当該年度に実施した問題の受験などで筆記試験対策を行います。
 ①9月中旬:神奈川県の教員採用試験実施問題受験
 ②1月下旬:第1 回全国公開模試(大手予備校)
 ③3月上旬:第2回全国公開模試( 〃 )
 ④3月下旬:受験都道府県に対応した地域対応型教養模試( 〃 )
 ⑤5月下旬:第3 回全国公開模試( 〃 )

●校内模試の受験
 筆記試験対策として大手予備校の公開模試に加えて、他県で実施された過去問を用いた校内模試を行います。
 ①第1回:12月上旬
 ②第2回: 2月上旬
 ③第3回: 4月上旬
 ④第4回: 6月上旬

●受験都道府県過去実施問題の演習 
「教職教育センター支援室」では、各都道府県・政令指定都市が実施した過去数年間の問題をできるだけ多く入手していますので、必要な過去の問題をコピーし演習に活用してください。できるだけ多くの問題を解くことによって出題傾向などが分析できます。個別に添削指導も行いますので「教職教育センター支援室」を利用してください。

●各教養試験対策のための学習への支援
 大手予備校作成テキストを対策講座の参考書として使用するとともに自学自修にも使用します。

【受験対策2】論作文対策

ほとんどの都道府県・政令指定都市で論作文試験が実施されます。時間や字数の制限がある中で自己の見解を適切に論述するための方法を知り、さらに演習を重ねる対策を行います。

●対策講座の受講
 論作文の講義を聴きかつ演習することで力を付けていきます。

●大手予備校作成の論作文テキストの学習
 自学自修にテキストを活用し、書くことにより論述力を高めます。

●公開模試(大手予備校)の受験
 公開模試で自分の実力を試し、以後の計画に役立てます。

●添削指導
 1年次前期から定期的に与えられた課題の論作文を作成・提出し添削を受けます。
 〇実施期間
  上記の対策講座の講義後からそれぞれ10週間。
  毎週1題ずつ書くので、年間で30題の添削指導を受けることができます。
 〇実施方法
  前週に与えられたテーマで作成してきた論作文を提出し添削を受け、より良い論作文に仕上げる演習を行います。

【受験対策3】面接対策

面接には「集団面接」・「個人面接」・「集団討論」などがありますが、それぞれについて対策講座で基本的な知識を学び、直前の模擬面接により対応します。

【受験対策4】模擬授業対策(2次試験・教育実習対策を含む)

模擬授業対策として、各自が事前に作成した学習指導案を基に、教科グループごと実際に授業を行います。また、「学校見学」では実際に学校を訪問し、現職教員の授業を見学して指導方法や教員として必要な資質、果たす役割などを学びます。

● グループによる模擬授業研究の実施
 ○実施日
  前期対策講座の期間中
 ○実施方法
  教科ごとに曜日・時限を決め学生同士で順番に授業を行い、学習指導案や授業内容等について討議を行います。

●学校見学(教育実習対策としても利用)
 ○実施日
  4月中旬、11月上旬に1日(半日または全日)
 ○訪問学校
  高等学校…本学との高大連携協定高校他
  中学校 …厚木市立中学校
 ○実施方法
  教科ごとに学校を訪問して授業見学を行います。

【その他】教職基礎講座

教職につくための基礎的な知識、心構えなどを知り、併せて教員採用試験に向けた準備となる講座を開設します。

 ○実施日
  春期休業対策講座期間中
 ○内容例
  ①教員に求められる資質・姿勢について
  ②最近の高等学校の現状と課題
  ③教科指導力・生徒指導力の向上のために
  ④保護者や地域とのかかわり・コミュニケーション
  ⑤学校の組織・校務を知る
  ⑥教員採用試験の現状と受験への心構え 等