本研究課題は,仮想空間表示技術をバイオ機能材料の設計に応用することをめざす研究です。特に標的分子モデルのナノ構造レベルでのダイナミクスを3次元CGでリアルタイムに表示する技術の確立をめざします。表示ディスプレイには臨場感を高める観点から,マルチスクリーン型立体表示ディスプレイと広視野HMD(頭部搭載型ディスプレイ)を用います。研究での主な課題として,ナノ構造の大容量データのデータ表現と高速なCG描画方法,仮想空間内での分子構造モデルの操作を可能するリアルタイムインタラクション技術の検討などがあげられます。